原題「ロールプレイ」のとおり、怖いエロティック・スリラー。
エロものかと思ったけど、普通に面白かった。
新しい小説に向けた創作意欲に駆られたイ・ジョンホ(イ・ドンギュ)を訪ねてきた女子大生ヘイン(ハン・ハユ)。
彼女に嫉妬した大学教授チス(キム・ジンソン)の行動が予期せぬ結末を迎えるというお話。
ネタを考えているうちに現実と幻の境に巻き込まれ、自分で演じてしまうのか、見ている方も「どっち?」と迷わす脚本。
熟れた妻(?)より青い女子大生、見慣れたはずの胸の谷間にも心惹かれる。
そうなると若さで劣ると焦るチスは、原稿を盗み見るうちに嫉妬の化身と化して、まではよくある脚本なんだが、ラストのどんでん返しは「罰が当たったね」としか言えない。
2度目のどんでん返しは「そこから?」とも。
コンパクトにまとまったいい作品だと思う。
