200年住宅 | 三匹の忠臣蔵

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日々是好日。
お弁当ブログだった「お弁当にはたまご焼き」からリニューアル。
映画レビューを中心に、日々思いついたこと、感じたこと、趣味のことを書いてます。

200年住宅、ニュースやなんかで最近話題になってますが、
これってちょっと眉唾もんと違うかな?

200年住宅って言ってるけど、200年、何もせずに住めるわけじゃない、当然。
したがって200年住もうと思うと定期的なメンテナンスが必要になる。
これを何故か一言も言わない。それどころか売り文句だけが一人歩きしている。

①在供給されている住宅は60年以上の耐久性能があるとされていますが、実際には日本の住宅の多くは20~30年で壊されるのが現実。3世代200年にわたってもつ住宅を建てれば、各世代ごとに組んでいた住宅ローンの負担も軽くなり、資源節約でも大きな意味があります。

これもうそ。
20~30年で壊される家ってのは、主に建売なんですね。
設計からちゃんと考えて作るとそんなことはない、ただしコストがちょっとね。

②住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)は、返済期間が最長50年で、その間の金利を一定にできる超長期固定型住宅ローン「フラット50」の新設を発表した。

これ、返済考えてます?
仮に2000万円借りたとすれば、50年で4600万円以上を返す、借入額の2倍以上を返済することに。
ということは最初の10数年は利息の返済だけ。
あと、メンテナンス費用どうします?
壁紙のクロスは早くて5年、フローリングは早くて10年で接着剤力が落ちてきます。
屋根、どうします?

③200年住宅の価格は一般の住宅に比べると2割高。
これは①でも説明しました。
そう考えると何のことはない、ちゃんと作れば言いだけの話。
200年住宅、国のお墨付きをもらうんですが、これって大手しか中々もらえない。


何より、これからの日本は人口が減っていきますよね、これは避けがたい事実。
ということは”家があまる=価格が下がる”。
そう考えたら注文住宅の中古を探してリフォームしたほうがよっぽどお徳かも。

実際に、建築寿命の短い住宅は安く仕上げるために合板やボードを使いまくってる、だから接着剤の寿命が来たらお終い。そうならないようにメンテナンスできればいいけど、そんなことをするとコスタが上がる。
これが、今の住宅の正体。
だから昔の古い家って、今でもしっかり住めるでしょう?
”住めない家”が増えたのは戦後経済成長時代。
質より量やったんでね、これはその時代の要請かな。

こうやって見てくると、200年住宅って、大手住宅メーカーと銀行の為の経済政策とちがうかな?
50年ローンを組んだ人、サムプライムの二のまえにならないといいけど。





お弁当にはたまご焼き-200年住宅



マカロニグラタン、サワラの塩焼きにたまご焼き。
ニシンのこぶジメにインゲン、トマト。
今日はサワラの塩焼きが一番かな、しっとりしておいしかったのだ。
ごちそうさん。

みなさん御心配かけてすみませんでした。
あごの調子もよくなり、今日はしっかり食べれました。