映画音楽に関わった人々のインタビューを交えながら、楽曲に込められた思いや制作の背景、映画作りそのものを紹介していくドキュメンタリー。
同じような作品に『ようこそ映画音響の世界へ』があるが、あちらが効果音重視なのに対し、こちらは「曲そのもの」にフォーカスしている。
中盤あたりから、実際のレコーディング風景が映し出されるが、やっぱり演奏している姿を見るのは、「現場侵入」のような感覚があって、映画作りの裏側を覗いている気分になる。
イントロを聞くと思い出す作品は、それこそわんさとある。
それと同時に当時見た映画館の景色も思い出す。
ロッキーなんか、飲んだ帰りに始発が出るまでオールナイトで見た記憶がある。
曲には忘れていた思い出も詰まってて、懐メロというくらいで、昔の歌謡曲を聞くと「あの日」を思い出す。
そういえば「あの日にかえりたい」という曲があったけど、本当に帰りたいという思い、それは出来事そのものではなく、曲に染み込んだ記憶なのかもしれないね。
