前回の続き、7月7日(日)に無事終了しました、Yuji村上大阪イベント第34弾「Half & Half vol.27」のお話です。
10分ほどの休憩時間を挟んで後半のプログラムを始めるつもりが、気いた時にはもう5分過ぎておりました。つまりは、それだけブースへ多くのお客様が来てくださったということ。有り難い限りです。
てなことで、PM3:50頃に後半のプログラムはスタート致しました。もちろんいつも通り、恒例の「飛び入りひとネタコーナー」からです。
今回は初出場の方2名も含め、8名のお客様がご出演くださいました。今回も、私が8名全員のお名前を、出演順にザッとご紹介してから始める形で。思えばこのスタイルも、始めたのは昨年7月の大阪イベントで、丸1年経ちましたよ。
出演順はいつものように、当日の会場到着順でした。しかし今回も、トップバッターはディーラー参加の川島友希君ではありませんでした。
今回のトップバッターは、初出演の高校生、白井亮介君でした。彼はYuji村上イベント初参加でしたが、昨年秋頃からI.B.M.大阪リング例会に参加してくれており、独自に工夫したカードマジックを毎回見せてくれております。
この日は裏向きでスプレッドしたカードに、表向きでトップ近くとボトム近くに差し込んだ2枚のカードが客のカードを捕まえる、いわゆるサンドイッチカードを演じてくださいました。揃えて再度スプレッドすると、表向き2枚の間隔が近づいており、もう1度繰り返すと客のカード1枚のみを挟んでいるって流れで。
続いてはお馴染み、前野隆夫さんが登場。今回はネジ式の蓋が付いたアルミのピルケースを2つ取り出し、客に借りた100円玉をどちらかに入れて蓋をしてもらった後、入っているのがどちらかを触れずに当てるトリックをご披露くださいました。当たった後、確率を低くしてもう1度と、缶を4つに増やしても当たり、さらに12個にして…という流れで。ちょっとしたアクシデントもあり、むしろそれが受けちゃったりなんかもして。
3番手は、京都イベントの方で自らのひとネタコーナー最多出演記録を更新し続けておられる、斉藤隆亮さんが登場。大阪イベントでは5度目のご出演となりました。
今回は、ポケットに入れた玉がテーブル上に伏せて置いた紙コップの中に戻ってくるマジックを。ベタな単純ネタかと思いきや、そこから思わぬ展開をしていきました。
4番手は、前回に続いて2度目の登場となる、戎野智博君でした。彼、小学3年生で、もちろん出演者中最年少です。
今回は、500円玉、100円玉、10円玉、そしてコップを使って演じる、ワイルドコインを見せてくれました。おそらく、ゆうきともさんの「なるほどワイルド」ではないかと。彼はこの日、そちらが解説されている東京堂出版刊、「クロースアップ・マジックコレクション2」を持ってきていたので。
本で覚えたコインの手順物を、実に堂々と演じてくださいました。前回の出演時にもお話ししましたが、やっぱり末恐ろしい。
次は初出演となる、音無けいご君が登場。彼は現在、心斎橋のマジックバー「トライアンフ」にも出演されている若手マジシャンです。この日はそちらのオーナーマジシャン、ささきたいさんもお越しくださっておりました。
けいご君は、まず客にカードを1枚選んでもらってデックに戻した後、4枚のKから黒か赤どちらを使うか指定してもらい、その2枚でカードを捕まえるという流れのカードマジックを披露してくださいました。
今度はノンマジシャンのお客様を対象にショーを行っている、現場に立つマジシャンらしい堂々の演技でした。
6番手は、谷英樹さんが登場。今回は全てのカードに6つの穴が開けられたトランプ「ホール・ソート・デック」を使ったサンドイッチイフェクトをご披露くださいました。
「ホール・ソート・デック」自体は不思議なことを起こすためのトランプじゃ無かったはずですが、谷さんはそれでサンドイッチカードが演じられる手順を考案されたようです。確か、同じデックでトライアンフも演じておられ、その「オートマチック・トライアンフ」の解説を、今年春のマジックマーケットで販売されてたんと違たかな。秋マジケには「オートマチック・サンドイッチ」が出品されるかもですよ。
7番目は、先月に終了しました京都イベント第55弾「Savoy Ⅲ」ではメインゲストを務めてくれました、とうそん君でした。
今回は、裏面に付箋を付けてポケットに入れたカードがデックのトップへ戻ってくるという、「ポケットに通うカード」の逆バージョントリックを見せてくださいました。
先月の京都イベントでも、ショーが初公開の新作ばかりで構成されていて驚かされましたが、それから1カ月でまた新作を作ってましたよ。何でも昨日出来上がったとか。やっぱりただ者ではありません。
さて、お次が8番目、最後の出演者です。飛び入りひとネタコーナーのトリを飾ってくださったのは、岸本道明さんでした。
今回は、紐と指輪を使った貫通トリックを。先月の京都イベントでもひとネタコーナーでご披露くださった、意外な展開を伴う手順でした。でも今回も、その詳細は内緒。これからご覧になる方のためにね。
さて、飛び入りひとネタコーナーは以上で終了。プログラムはいよいよ最後のクロースアップショーを残すのみとなりました。
でもそのお話は、また別のエントリーで。