昔、ステージのマニピュレーションを | マジシャン Yuji村上のブログ

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更新は気まぐれです。申し訳ありません。

 随分前、2013年3月23日(土)に開催されました、「ルーカス レクチャー」へ参加したお話をさせていただいたエントリーの中で、私が昔にステージのマニピュレーションをこっそり練習していた時期があるとお話ししたのですが、詳しくはまた別のエントリーでと言った後、完全に放ったらかしておりました。
 そんなことを覚えている方はいらっしゃらないでしょうが、一応はそのことに触れておこうかなと。

 私のマジックを直接見ていただく機会の多い方でも、ステージマジックの印象はまるっきり無いでしょう。実際、ほとんどやらないですし、愛好家の皆さんの前では特に。

 小学6年生の冬にマジックを始めた私。中学生くらいの頃には、ステージのマニュピレーションの初歩を、少しは練習しておりました。とは言っても、普通のバイスクルを使って、カードのバック&フロントパームやら5枚カードを練習したり、プラスチック製の安価な四つ玉で、基本的な増減をする程度。テレビで見ていたあのマジックが、自分にもできるのが嬉しいというだけで、人に見せることなどない技法の練習でした。部屋で鏡に向かい、1人黙々と練習するのです。

 これは当時通っていた、京都高島屋の玩具売り場にあった、マジックグッズ売り場を担当されていた実演販売員さんの影響でした。その方はマニュピレーション系のマジックがお好きで、フラリッシュも得意とされていました。
 売り場に行くと、様々なマジックを見せてくださり、やり方も教えてくださいました。教わったやり方は、その場で頭に叩き込み、覚えて帰ります。もちろん頭でシステムや動きをいくら把握できても、指はその通りに動いてくれない。なので次に売り場へ行くまでの間に、懸命に練習するわけです。なんとかできるようになり、それを売り場でその販売員さんに見せると、また次のマジックを教えてくださる。これの繰り返しとなっていきました。
 教わるマジックの中にはフラリッシュも含まれ、その延長でステージの基本技法も練習していたというわけです。今から30年以上前のお話ですがね。

 お気づきの方も多いでしょうが、その販売員さんこそが、現在大津のマジックショップ、「S企画」のオーナーマジシャン、シオミさんその人なのです。

 さて、その後はいったん落ち着いたステージマニュピレーションの練習が、10代後半にまた再燃することになります。

 でもそのお話は、また別のエントリーで。