マジシャンルパンです。
 
先日、とってもおもしろいことがありました。
「ジョブスタジオノーム」という施設でオンラインマジックをした時のこと。

打ち合わせの時に、スタッフさんが不思議なことを言いました。
「ルパンさんのギロチンマジックでうちの利用者さんの腕を切ってください。」

エッ?エッ?対面式ではなくて、オンラインマジック(zoomによるリモートマジック)ですよね?遠く離れているのにどうやってギロチンで腕を切るんですか???
マジシャンを煙に巻くなんて、おぬし、ただものではないな?
 
よくよく話を聞くと、こういうことでした。
 
「オンラインボックス」という謎の箱を使う
オンラインボックスという箱の穴に手を入れると、時空を超えてルパンの家にその手が届く・・・・という設定なのだそうです。
ドラえもんの「どこでもドア」の腕一本バージョンのようなイメージですね。


Aさんがオンラインボックスに手を入れると、画面の向こう側にAさんの腕が現れる。もちろん本人の腕ではなく、人形の腕。まるでAさんの腕が伸びて、オンラインでつながった画面の向こう側に届いたように感じるという訳です。
その人形の腕と、きゅうりをギロチンに入れ、ガッチャン!Aさんがオンラインボックスから手を出すと腕は切れておらず(当たり前ですが)オンラインボックスの中を見ると、きゅうりの切れ端が入っている・・・というストーリーなのです。
 
すごく面白いなあって思ったんですよ。
オンラインマジックの弱点は「実体験の少なさ」ですが、それを「オンラインボックス」という箱を用意し、イメージ力で補って実際に体験したかのような雰囲気を味わわせるなんて、考えたこともありませんでした。この発想力には脱帽です。
 
バルーンを画面越しに放り投げると・・・・
もう一つのリクエストは、私がバルーンアートを作り、それを画面に向かって「投げたふり」をすると、事前に届けておいたバルーンの作品をスタッフがプロジェクターのスクリーンの裏から放り投げるというもの。


これも「その手があったか!」って思いましたよ。画面の向こう側で作ったバルーンの作品が実際に目の前に現れるんですから。ただ見ているだけよりも、10倍楽しい‼️‼️
 
↑↑↑↑↑
バルーンをもらって喜ぶ皆さん。
 
オンラインマジックには、(観客以外の)現地にいるスタッフと協力することで、より実体験に近づけることができる可能性がある・・・という新発見に、ものすご~~~く刺激をうけました。
 
ジョブスタジオノームのスタッフのみなさん、ありがとうございました!
 
それではみなさん、今日も元気で行ってらっしゃい♫
★人呼んで笑顔泥棒★
神出鬼没・金沢から全国へ♫愉快なおしゃべりマジックであなたの笑顔頂きます
マジシャンルパン髙田隆二