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さて、クイズです。



このフォルム、何だと思いますか??


実は、こんな形してる靴だと言うから驚きです。


『ジュリアン・ヘイクス』デザインの、『モヒート』という靴です。




元々、ジュリアン・ヘイクスは英国・ケンブリッジ大学で建築を専攻したれっきとした建築家。



これまで世界中の橋を、建築していた建築家なのだが、ある日「人間の足は土踏まずがあるから、真ん中はいらないじゃん」と考えた。



そして自分で構造計算をして靴を作ってしまったのが、これ。"底のない靴"「モヒート(Mojito)」。



「建築家でもある、Julian Hakesが設立。 素材はカーボンで、軽くて丈夫。足元を包み込むようなフォルムは 安定感があり、病みつきに。」らしい・・。



2011春夏ロンドンファッションウィークで行われたアンソフィーバックのサロンショーでデビュー。


イギリスファッション雑誌の「Best footwear designer of the year 2012」にも選ばれている。



これまで、クリスチャン・ルブタン(Christian Louboutin)やニコラス・カークウッド(Nicholas Kirkwood)とコラボしたディズニーからもオファーがきた。


ディズニー映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』のレッドカーペットのために製作した特別なシューズで、

ナタリー・ポートマンをイメージして作られたこの靴。



そのほかにも映画『アイアンマン』の中で、グウィネス・パルトロー(Gwyneth Paltrow)が白いモヒートシューズを履いていた。



今後も、様々な米国映画の中にこの靴が、登場する予定とのこと。



モヒートシューズの度胆を抜く彫刻的なフォルム、ソールのないデザインは、これまでのシューズの概念を打ち壊し、イギリス本国だけでなく、ドイツ、アメリカ、香港、そして、日本でも今年の春デビューらしい。



今は、まだ5月連休前で映画の話題作が少ないので、自宅でのんびりとDVDを楽しんだ。



前から観たかったのだが、見逃してしまっていた『ペイ・フォワード』を観た。


原題は、『Pay It Foward』、キャサリン・ライアン・ハイドの小説を基に、ワーナーが2000年に映画化。



日本の公開は、2001年2月で世界中でムーブメントを巻き起こした話題作。



『Pay Back』は、受けた恩をその人に返すこと。


『Pay It Foward』は、受けた恩を次の人に渡すこと。



担任の教師役にケビン・スペイシー、母親がヘレン・ハントというアカデミー賞俳優の共演。


主役の中1の男の子役が、当時「A・I」や「シックス・センス」でも抜群の演技力を放った天才子役 ハーレイ・ジョエル・オスメント。



物語は、11歳の少年トレバーの中学に、顔面に酷い火傷の跡が残る新任の社会科教師シモネット先生が着任。


そして授業で、「もし君たちが世界を変えたいと思ったら、何をする」と問いかける。


まだ11歳の中学1年生、いろんな幼稚な発想が出る中で、トレバーが奇想天外なアイデアを思いつく。


それは、自分が受けた善意や厚意を相手に返すのではなく、3人の人に贈るというアイデア。



そしてトレバーはそれを実際に周りの大人たちに、自分で実行していく。



「仕事に就かない薬物中毒の男」「アルコール中毒の母親」「いじめに合っている同級生」の3人。



トレバーは、自分ではうまくいかなかったと感じるが、やがて心に傷を負った大人たちの心を癒していく。


それから、TVの取材を通じて、この善意の運動が全米に広がっていくというストーリー。



この衝撃のラスト、これは賛否両論あると思うが・・自分としては悪くないと思う。



実際にこの小説、映画をきっかけに、『Pay It Foward』のムーブメントが世界中で起きた。



今では「ペイ・イット・フォワード財団」が設立され、この善意の運動を世界に広めている。



この『Pay It Foward』が誕生したきっかけは、原作者キャサリン・ライアン・ハイドが、 治安の悪い町で車がエンストしてしまったらしい。


ハイドは、車に近付いてくる男2人に恐怖心を抱いた。


しかし男たちはエンストしてしまったハイドの車を、快く修理してくれたのだった。



そこから、この“善意を他人へ回す”という思考が誕生したのだそうだ。



そしてこの善意を人に贈るという考え方は、日本にも昔から『恩送り』という考え方があった。



日本のことわざにも、『情けは、人のためならず』という言葉がある。



この諺は、誤解されやすい言葉だが、要は人に情けをかけると回りまわってやがて自分にも返ってくる。



だから周りの人に情けをかけてあげなさいという意味である。



あとは年金制度もこの『Pay It Foward』の考え方がベースにある。



現役世代が、今の高齢者を支え、やがて自分が年を取ったら自分が支えてもらうことになる。



ところが、この考え方は、支える人が多くなくては、ならず、現在の少子高齢化の時代にはそぐわなくなっていて、制度が破綻しているのは皮肉な話である。



余談だが、3人の人に善意や厚意を贈るという発想は、3人ということに大きな意味がある。



もしも世の中の人々が、善人と悪人が半々だとしたら、2人の人に好意を贈っても悪人は次の人に伝えないかも知れない。



そうすると1人にしか伝わらず、伝言ゲームのように広がってはいかない。



3人ならば、伝える善人が1.5人になり、必ず善意は世界中に伝わる。



そんな時代が早く来てくれれば、良いのだが・・・・。


ペイ・フォワード 可能の王国の場面カット画像







『花はどこへ行った』


言わずと知れたアメリカンフォークソングで、「反戦歌」の名曲。



この曲を作った米フォーク界の大御所、ピート・シーガーが先月亡くなった。


享年94歳。


静かに冥福をお祈りしたい。



ピート・シーガーは、米フォーク界でも『Legend(伝説)』だった人物。



『花はどこへ行った』は、ベトナム戦争の時代に世界中で反戦歌として歌われた。



そして、キングストン・トリオやピーター・ポール&マリーが、この曲をカバーし、世界中で大ヒット。



日本のフォーク界にも大きな影響を与え、フォーク・クルセイダースやYMO、Mr.Childrenなどもカバーしている。




歌詞は、「花はどこへ行った」⇒「少女が摘んで若者に捧げた」⇒「その若者は兵士になり、戦争へ行って、墓へ戻ってくる」⇒「墓の周りには、また花が咲き、少女が花を摘む」・・・・・繰り返し・・・


そして5番まで、この歌詞が繰り返され、延々と続く。



つまり、ぐるぐる回るばかりの世界を描いた反戦歌の名曲になった。



人は何故、愚かな戦争を繰り返すのか?というメッセージが込められている。




この歌詞は、ロシアの文豪、ショーロホフの小説「静かなるドン」(新田たつおのマンガではない!)の中に出てきた「ウクライナの民謡」にヒントを得て、作詞されたらしい。



そして今、またウクライナの南部クリミアをロシアが、強引に自国へ取り込む決議がされ、世界が緊迫している。



資源問題、軍事拠点として使うため、他国の独立を阻むロシアのエゴは許されない。



米国のオバマ大統領はロシアへの経済制裁を発表し、EUも追随した。



そしてロシアも報復措置を始め、地政学的緊張が世界に広がり、世界の為替や株式市場にも大きな影響が出ている。




草葉の陰で、ピート・シーガーも苦笑いしていることだろう。



何故、人はこんなにも愚かなことを繰り返すのか?