2017年の初頭に、悲しい訃報が飛び込んできた。
ロックンロールの創始者と言われる偉大なギタリスト、チャック・ベリーが亡くなった。
満90歳だったから、大往生には間違いないが、ポッカリ心に穴が空いたようだ。
R&Bなどの影響を受け、デビューしたチャック・ベリーは、「ロール・オーバー・ベートーヴェン」や、「ジョニー・B・グッド」などを大ヒットさせ、世界中のミュージシャンからカバーされていて、1986年に「ロックの殿堂」入りを果たしている。
ビートルズやローリングストーンズにも多大な影響を与え、ジョンレノンが、「ロックンロールを別名に言い換えると、「チャック・ベリー」だ」と言わしめたギタリストである。
その印象的なリフのフレーズと、ピョンピョン飛び跳ねながらギターを弾く独特のスタイルは、最初に見たときに、衝撃を受けた。
高校時代に、バンド仲間と、「ジョニー・B・グッド」のコピーを演ったのは、本当に楽しかった思い出がある。
人の死には、映画のように綺麗なエンドロールが絶妙のタイミングで流れるわけではない。
明日また続きを読もうと、夜更けにふせた文庫本とも違う。
次のページは永遠にめくられることはない。
そして、不可思議な距離感で知る誰かの突然には、感傷ではなく、妙な角度に差し込む不思議な痛みがある・・。
静かにご冥福をお祈りします。

