『記憶にございません!』 | MAGICのブログ

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「記憶にございません!」を観た。

 

三谷幸喜氏の長編映画監督8作目の政界を舞台にしたコメディ作品。

 

これまでも「The有頂天ホテル」「清須会議」「ステキな金縛り」等、ヒット作を連発しており、僕もほとんどの三谷作品は観ている。

 

今回は、自己中、尊大で人を見下し、毒舌、支持率も2%台という史上最低、最悪の総理大臣を中井貴一が見事に演じている。

そしてこのダメ総理が演説中に石を投げられ、記憶喪失に陥る。

 

すると善良で朴訥なおじさんに変化して、周りを騒動に巻き込む。

 

首相秘書官にディーン・フジオカ、総理を操る悪官房長官を草刈正雄、首相夫人を石田ゆり子、そして三谷作品には欠かせない政治ゴロの記者に佐藤浩市と豪華な顔ぶれ。

 

そしてまた三谷作品のもう一つの楽しみが、「えっ、この人が?」という意外な人物が意外なチョイ役で出ている。

 

義兄の真面目そうな参議院議員が、なぜかギターを弾くのだが、これがメチャうまい。

誰だこれ?と、後で確認したらROLLYだった。

あと、めちゃ化粧の派手で柄の悪いアナウンサーが、元NHKの有働由美子だったりして、結構この配役のミスキャストが面白い。

 

公開2週で17億円以上の興業収入でV3と、大ヒットの兆し。

 

元々、この「記憶にございません」という言葉は、かの有名なロッキード事件で時の総理大臣・田中角榮氏が引退に追い込まれた。

 

その時に、国会議員、商社の重役、政界フィクサーが、こぞって「記憶にございません」を連発し、流行語となった。

 

国会や裁判で、どんな証人が証言しようが、どんな確かな証拠でも、人の頭の中は読めない。

法廷戦術として、「記憶にございません」は最強だった。

 

それをこんなパロディで政界コメディに仕立てる三谷マジックは、やはり只者ではない。

 

2時間、何も考えず、楽しめる娯楽作品です。

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