こんにちは、文筆家、ヨガインストラクターの木谷美咲です。
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いつも浅草の本龍院にお参りに行く時に通り過ぎるお店で、気になっているお店がありました。
その一つが高級いなり寿司専門店の福寿家
いなり寿司専門店というのも気になりますし、結構な確率で店に入ってく人も見かけます。
ずっと気になっていたので、先日お参りの帰りに買ってきました。
福寿家の伊奈利寿司
色々な具が入っているのかと思いきや、そうではなく、
丸いコロンとしたおいなりさんで、
裏返して炙ってありました。
これが香ばしく、美味しかったです。
炙ってある油揚げは美味しいに決まっているのですが、
それがおいなりさんになっているのは、予想しない味でした。
そして油揚げを裏返してあるおいなりさんというのがなんとも懐かしく、
祖母や母がよく作ってくれたおいなりさんを思い出しました。
実家では日曜に祖母、母がよくいなり寿司を作ってくれて、
この福寿家さんのように、裏返しと表の両方を出してくれました。
家族の間では圧倒的に裏返しの方が人気があり、裏返しの方ばかり無くなるので
裏返しの割合を増やしていました。
うちは二世帯で、更によく親戚が遊びにきている大所帯の家だったので、
おいなりさんも大量にあった覚えがあります。
きっと作るのも大変だったことでしょう。
おいなりさんには他の思い出もあり、
中学校の時のお弁当の時間、一緒に食べていた友達とよくおかずの交換をしていたのですが、
おいなりさんを持ってきていたクラスメイトがいて、
そのおいなりさんを貰ったところ、美味しくて感激したところ、
友達がお母さんに伝えて、私のために作ってくてくれたことがありました。
初めて食べる関西風の味付けで甘く、とても美味しかったです。
わざわざ私のために持ってきてくれた友達、友達のお母さんに感謝です
あの味は今も覚えています。
こんなに近くの人たちから愛情を持って接して貰っていたのに、
自分から、明るい方から目を背けて、捻くれていったんだなぁとその後の自分も思い出し、
反省の気持ちも同時に湧いてきました。
味覚って色々思い出してしまいますね。