こんにちは、文筆家、エッセイスト、絵本原作者の木谷美咲です。
当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
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先日、ワクサカソウヘイさん発行のZINE『園芸グランドスラム』で鼎談させていただいた
沙東すずさんの新刊『奇貨』をご恵贈いただきました。
こちらも11/11の文学フリマで販売されていたもので、完売のち、
増刷されたとのことです。
装丁がとても素敵、マンドラゴラの線画です。ポストカードも付けていただきました。
封筒には、沙東すずさんによる手描きの可愛いマンドラゴラのイラストも有。
嬉しい特典です。
さて、この『奇貨』は随筆ですが、
メレ山メレ子さん名義の著書『こいわずらわしい』の続編的な位置付けになります。
以下ご本人の通販ページの解説を引用させていただきます。
『奇貨』沙東すず
装丁:畑ユリエ
表紙協力:dubhe
編集協力:田中祥子
大失恋の大記録です。
2023年の3月、恋人に突然の別れを切り出され、その数日後には元恋人が新しく好きになった女性と旅行に行くことが偶然わかり、苦しみながらも経緯を知ろうとしたりやりとりがどんどん泥沼化していったりTwitterで荒れたり、周囲との人間関係も悪化する一方で力になってくれる人もいたり…という半年強のできごとを一冊にまとめました。
まえがきと第1章を試し読みとして公開していますので、商品画像よりご確認ください。
2021年に出した『こいわずらわしい』(亜紀書房)の続編ともいえる内容です。あわせて読むとより楽しめると思います。
詳細はこちらから:
https://mereco.hatenadiary.com/entry/20231105/1699185014
サイズ:四六判(128mm×188mm)
132ページ
この時の話を、『園芸グランドスラム』でもお話ししていて、
"私の物語"についてすずさんが語られていたのが、まえがきで更に詳しく書かれています。
『こいわずらわしい』で書かれていた恋の顛末がここに!
まえがきを読んで、私生活を覗き見している感覚に陥り、
心を落ち着けるために、息を吐いてページを一旦閉じてしまいました。
沙東すずさんもまた書くことで現実と折り合いをつけ、
書くことで救われる方なのかなと。
私もそういうところがあるので、勝手に親近感を抱いています。
ちなみにメレ山メレ子さん名義の他のご著書もおすすめです。
私は特に『メメントモリジャーニー』が好きです。
『メメントモリジャーニー』でご自身の棺桶を作りにガーナに行ったメレ子さんが
沙東すずになり、恋を埋葬するために書いた『奇貨』
次なる旅はどのようなものになるのか気になっています。