やしの木文筆家、エッセイスト、絵本原作者の木谷美咲です。やしの木やしの木

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ようやく風邪が落ち着いてきました。

タチの悪い風邪で、しばらく鼻と喉の間に違和感がありました。

長かった予防あせるあせるあせる

 

今回は育てている食虫植物の話です。

ベランダの窓際でウツボカズラを育てています。

ウツボカズラ、ウチでは、例年冬の間は生長が鈍くなり、3月頃から生長を再開して捕虫袋をつけるようになります。

 

その中のネペンテス・ヴェントリコーサ

袋の入り口の襟の部分からを出していました。

 

 

ウツボカズラは襟や蓋の裏から蜜を出して、虫を誘き寄せます。

そんな仕組みで、蜜が王冠についたガラスの飾りのようで綺麗キラキラキラキラと見惚れてしまいました。

特にヴェントリコーサの袋は全体の色彩が美しいので、蜜が引き立ちます。

襟の赤さ、側面のグリーンのグラデーションラブラブ

 

 

 

襟からだけではなく、袋の側面からも蜜が出ていました。

蜜を味見したところ、甘いラブラブ

粘性がありシロップのような甘さがありました。

 

以前、兵庫県立フラワーセンターでウツボカズラの蜜の糖度に合わせて作られたお菓子を

見せていただいたのを思い出します。

 

ところで、ヴェントリコーサの蜜はこんな感じですが、例えば他の種類、

ローウィーは蓋の裏側から出る蜜が白く固まり、石鹸のような様相です。(見た時にちょっとグロいと思いました)

 

ウツボカズラは袋ができる過程も面白いです。

最初に葉の先端から伸びたつるの先が膨らみ、それが徐々に大きくなり袋になります。

 

 

最初は蓋も開いておらず、成熟すると蓋が開封します。

 

 

花に間違われがちですが、ウツボカズラの袋は葉が変化したもの。

葉ゆえに長く鑑賞することができるのも嬉しいです。

 

 

 

こんな本を書いています。

食虫植物の仕組みが絵本でわかるキラキラ