やしの木文筆家、エッセイスト、絵本原作者の木谷美咲です。やしの木やしの木

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春の高尾山はスミレの季節です。

色々な種類のスミレを見て、同定を勉強しようと山田隆彦さんの『スミレハンドブック』『高尾山全植物』を持参して、

今年初高尾山に行って来ました。

 

 

 

2022年の「岳人」の春山特集を参考に、蛇滝〜高尾山頂〜逆沢作業道〜日影林道のコースを選びました。

お目当ては、スミレ、ハナネコノメ、ニリンソウ、コチャルメルソウです。

いつもなら高尾山口駅から行くところを高尾駅からバスに乗って蛇滝口で降りました。

 

蛇滝口バス停から梅林を見ながら登山道入り口へ。

 

 

舗装路を歩くと右手に鳥居。神社千代田稲荷大明神神社とありました。

 

 

沢沿いの気持ちの良い道です。

すぐにニリンソウ、ユリワサビ、ネコノメソウが見られました。

 

ニリンソウ

 

ユリワサビ

 

可愛いネコノメソウ

 

 

蛇滝水行道場に到着し、石段を上がります。

 

 

蛇滝は琵琶滝とともに高尾山の水行道場で、こちらで滝業が行われているようです。

山道らしい道に入り、まさしく蛇のように九十九折に登っていきました。

 

途中、スミレやテンナンショウの仲間にも出会えましたラブラブOK

 

シロバナナガバノスミレサイシン?

 

ヒナスミレ

 

ヒナスミレ②

 

テンナンショウの仲間。

 

蛇滝を登り、一号路に合流。十一丁目茶屋の前に出ました。

すぐ近くの霞台展望台で朝ごはん。

持参したお弁当を食べました。見晴らしの良い外で食べるのは格別ですニコニコラブラブ

 

 

一号路から薬王院へと向かいました。

その途中でもスミレが咲いています。

 

 

タチツボスミレ

 

 

キブシの花も咲いていました。

 

薬王院に到着すると、天狗像がお出迎え。

 

境内にはミツマタやヤマルリソウが咲いていました。

 

 

 

 

 

昨年気になっていた福徳弁財天様にお参りします。

 

洞穴に祀られている穴辯天様。静かな佇まいでした。

 

 

本堂にもお参りをし、高尾山頂へと歩きます。

途中に寒緋桜、シュンラン、スミレが咲いていました。

 

寒緋桜

 

シュンラン

 

マルバスミレ

 

 

高尾山頂は大混雑。大賑わいでした。山頂からもみじ台〜逆沢作業道に向かいます。

もみじ台でお昼を食べて、逆沢作業道を探したところ入口がわからず、一丁平に着いてしまいました。

もみじ台と一丁平を行ったり来たりする羽目に。

 

一丁平から戻る道でようやく入り口を見つけ、逆沢作業道から降りて日影林道に向かいました。

 

逆沢作業道は細く、砂利が敷かれて歩きにくく、傾斜が急で苦手な道でした。

 

苦手な道の途中に出会うスミレに励まされました不安

 

ヒナスミレ

 

ヒナスミレ

 

ナガバノスミレサイシン?

 

最後、丸太の橋を渡り、日影林道と合流。

 

日影林道にはヨゴレネコノメ、キクザキイチゲが咲いていました。

 

 

 

出たところにはカタクリの花

 

 

日影バス停からバスに乗って高尾駅へ。

今回多くの花を見ることができました。心残りはコチャルメルソウを見つけられなかったこと。

よく探したのですが、探すことはできませんでした悲しい

 

ところで、今回の散策で多くのトレランの人とすれ違いました。

トレランの人たちの元気で明るい挨拶と笑顔が眩しく。

こうでなくっちゃ!こうありたいと憧れました。

 

帰りには、バスと並走するトレランの人の姿走る人走る人走る人

 

すごい、体力キラキラ

 

とはいえ、植物撮影もしゃがんだり立ったりの繰り返しで、登山しながらスクワットをしているようなもので、

運動強度はかなり高いです。

日頃から筋トレや運動をしているにもかかわらず、重めの筋肉痛になりました。

特に大腿四頭筋とハムストリングス。

足の筋肉の表も裏もよく使えました。

総消費カロリーを計算したところ、3000kcal超えチョキイエローハーツ

なかなか良い数値です。

 

登山は良いですね。これからの季節、花の種類も変わっていきますので、

植物の勉強とトレーニングを兼ねて通いたいと思います。