やしの木文筆家、エッセイスト、絵本原作者の木谷美咲です。やしの木やしの木

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先週、父の7回忌でお墓参り。

父のお墓は茨城県日立市にあります。

 

最寄駅の日立駅に行ったところ、駅前の桜がきれいに咲いていました。

 

 

伊豆多賀赤という品種らしく

寒緋桜と大島桜の交雑で、角田春彦さんが作出されたそうです。

 

早咲きで花色の濃い寒緋桜が親のため、

河津桜や熱海桜に似ています。

 

 

 

ちょうど見頃の時期で素晴らしかったです。

 

生前、末期癌の父を看ていて、死に向かう希望のなさといつ亡くなるかわからない緊張感を冬の寒さの中で感じ、亡くなった時に、外はすっかり春になっていて、春の生暖かさとともに緊張が解けていったのを思い出します。

常にあった緊張感、それこそ胃が縮こまるような感じがなくなったことに、ほっと解放された気持ちがして、同時に、亡くなった実感がじわじわと湧き上がり、寂しく思いました。


大変だけれど、あっけないような。

 

これから花の時期、色々な場所で花が咲き始めます。

 

今年はどこに行こうかな。

高尾山もそろそろ気になっています。