マレーシア・サラワク州のクチンのバウ (Bau) の近くにある
ローカルマーケットでウツボカズラ飯が売られているとの記事を読み、

かつて訪れたクチンのローカルマーケットを思い出しました。

 

今から10年前の、2010年の7月に永田洋子さんの取材旅行に同行させていただき、

現地のローカルマーケットに行きました。

サラワク川沿いで開かれていたところで、

記事にあるバウ (Bau) の近くのローカルマーケットと地理的にかなり近い、

もしくは同じ場所を指しているのかもしれません。

 

初めて見るマレーシア・クチンのローカルマーケットは何もかもが面白く、

見慣れない食材が多く売られていたのを思い出します。

 

 

 

フリーマーケットのように床にシートが敷かれ、主に女性が売っていました。

(男性の売主はほとんど見かけず)

 

ニガウリなど。

 

花菜も売られていました。

 

 

大きなシジミもありました。

 

 

上差しこことはまた別のローカルマーケットでは、

ドリアンの漬物Tempoyak(テンポヤック・タンポヤック)も売られていました。

Tempoyakは発酵しているからか、ドリアンの臭みがほぼないふしぎな漬物です。

味はやや酸味があり、濃厚で、ブルーチーズのよう。

豆腐の味噌つけにも似ています。

調味料として、少量ずつ使うようです。

 

この後、野生のネペンテスを見に、サバ州のマリアウベイスンへ行き、

旅の間に、屋台を見る機会があり、ガイドをしてくださった安間先生のオススメで

レマン(Lemang)を買いました。

レマン(Lemang)は、イバン族の伝統料理の竹筒料理をルーツに持っています。

ウツボカズラ飯もまた、竹筒料理の変形ではないでしょうか。

 

クチンのローカルマーケットへ、ウツボカズラ飯に出会いにまた行きたいです。

 

 

 

クチンの、サラワク・カルチュラル・ビレッジの劇場にはウツボカズラモチーフの巨大なランプが

吊るされていました。今もあるのでしょうか。