先日20日、官能植物読書会無事終了いたしました。
ご参加くださった皆様、ありがとうございます。
おかげさまで、楽しい会となり、今後の励みとなりました。
また企画を考えますので、どうぞよろしくお願いいたします
翌日は、歌人まほろば薫さんの「まほろば会」に参加しました。
その話はまた今度
さて、
昨年ブログに書ききれなかった出来事を、振り返り、少しずつ書いていきたいと思います。
まずは、昨年の8月1日から一ヶ月間ジュンク堂書店さんの池袋本店でやらせていただいた”官能植物&木谷美咲選書フェア”からです。
ジュンク堂書店さんの7階理工フロアにて、選書フェアを展開したのですが、書店そして、本好きの人間としては、自分が選んだ本がフェアになるなんて、夢のようなことです。
その時の写真がこちらです。↓
選んだ本に、推薦理由を書いた手書きのPOPを掲示しました。
選んだ本を、改めて、Amazonでリンクしていきます。
POPに書いたコメント内容も改めて付記します。
血と薔薇コレクション 1 (河出文庫)
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時代を超えて、今なお先鋭的な印象を受ける一冊です。三島由紀夫、稲垣足穂、埴谷雄高、大場正史、長沢節と豪華執筆陣で、特集のテーマも面白いです。『官能植物』執筆時に、大いなる影響を受けました。
毛皮を着たヴィーナス (河出文庫)
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マゾヒズムの語源になった小説家マゾッホの代表作。サディズム、マゾヒズムが単なる対立項ではないことは、「サドとマゾッホ」(ジル=ドゥールーズ)に書かれています。この小説を読むことで、マゾヒズムが、単なるポルノではない精神性に支えられていることがわかり、その真髄を味わえるでしょう。そして、この本は、食虫植物のありようとも繋がるのです。
眼球譚(初稿) (河出文庫)
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学生時代の愛読書の一つです。『官能植物』で引用した一節「シモーヌの毛むくじゃらの陰門の中に、私はありありと見たのである、マルセルの薄青色の眼球が小便の涙を垂らしながら私を見つめているのを」は、性の合間に一瞬浮かぶ意識の目=虚無を暗喩しているのですが、ディオネア(ハエトリソウ)のイメージと連なり、そして、白い目玉を彷彿とさせる花が特徴のアリストロキア・サルヴァドレンシスと強く結びつきました。
痩せ姫 生きづらさの果てに
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病と個性の間にあるグレーゾーンを描き、肯定した衝撃作です。本書に出会い、生きるとは、病とはそもそも何なのか、根源に立ち返って考えました。過酷な現実を生きる痩せ姫たちの姿は、過酷な環境に必死に適応し、奇妙で美しい形で生き延びる植物の姿に重なります。
吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫)
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1897年に書かれた小説なのですが、そんな昔に作られたものとは思えないほどにエンターテイメント性に富み、ストーリー展開も早く、起伏が激しく、一大スペクタクルなのです。そして、吸血という行為のエロチシズム…官能植物の月下美人の項目に収斂されました。
選書全部のリンクを載せ、コメントを書いたところで、htmlタグの数がオーバーで
記事にできませんでしたので、途中で区切って載せたいと思います。
続きは、次のブログ記事で。
とりあえず、ここまで
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お知らせです。
第三回「美しい食虫植物 冬のドロセラ展」
※趣味の山野草にも取り上げられた
希少なオーストラリア産球根ドロセラの展示販売会です。
日時:2018年2月11日(日/祝)17:00~20:00(懇親会あり)入場料1000円
2月12日(月/振替休日)10:00~19:00 入場無料
会場:町田市文化交流センター「プラザ町田」6階ギャラリー
東京都町田市原町田4-1-14
https://www.city.machida.tokyo.jp/bunka/bunka_geijutsu/cul/plaza/
交通:JR横浜線「町田駅」町田ターミナル口直結
小田急線「町田駅」西口から徒歩5分
主催:食虫植物を楽しむ会
制作:中村英二 企画広報:木谷美咲
ご好評につき、今回も、2日間開催!
2月11日の懇親会は、わずかばかりではありますが、アルコールと軽食をご用意します。飲食物の持ち込み、差し入れ、大歓迎です。
ドロセラを愛でながら、ワイワイ楽しみましょう。
ぜひお越しくださいませ