それから約一年そのバンドを続けたが俺は自分が作った曲はうまく表現されなかった。
そして脱退。
そして22歳の夏。
俺はギターのAさんドラムのSさんそして知人のTを集めて新たなバンドを立ち上げた。
スタジオは週に2から3回
入り俺の作った曲を皆でアレンジ。
そしてあるライブイベント会社の人の目に止まり月に1、2回ライブをした。
そして少しずつお客さんも増え名前のあるバンドともやれるようになっていった。
レコーディングもやった。
自主制作CDもまぁまぁ売れた。
それから4年が経ち僕等はこれ以上延びる気配がなかった。
26歳。
ドラムのSさんに東京に行こうという提案が出た。
俺はここでも届かない音楽は東京に行けばもっと埋もれていく気がした。
俺はやり切った。
本気でバンドをやり切った。
回りは結婚して子供ができて会社を立ち上げお金もあった。
回りの奴には自由でいいななんてよく言われた。
でも俺には子供もお金もないけど音楽に出会ってたくさんの事を学び成長できた誇りがあった。
音楽では成功ではないが
人生は成功だ。
そしてバンドを解散。
つづく・・・。
そこで出会ったギターのAさんとドラムのSさんとは後に新たなバンドを立ち上げる。
Aさんの第一印象は地味で真面目。
俺の回りにはいない感じ。
Sさんはオシャレでシャイな感じ。
そしてスタジオに入り皆即興で音を出し始めた。
今までにはないバンドサウンドだった。
みんなすごかった。
余裕にテクニックが垣間見れた。
俺も負けじと即興でメロディーを乗せ歌った。
そして俺はそのバンドに入る事になった。
つづく・・・。
この頃俺は60年代から70年代の音楽の虜になっていた。
特にドアーズのジムモリスンに憧れていた。
俺の周りには共通の音楽で分かち合える奴は一人もいなかった。
俺は明確に自分のやりたい音楽があった。
そしてとにかく曲を作りまくった。
そしてある日楽器屋の壁にメンバー募集のチラシを見つけた。
そこには俺の好きなバンドや俺のやりたい音楽が一致していた。
俺はすぐに電話をかけて「一度スタジオに入ろう」とお願いした。
そしてスタジオ当日緊張しながらも自分を試す事ができるワクワク感で興奮しまくっていた。
そしてメンバーが続々とやってきた。
そこで後に俺が立ち上げるバンドメンバーと出会う。
つづく・・・。