ある朝久しぶりに朝から学校に行ったら中学の同級生だった奴の机の上に花が飾られていた。
そして先生が来て「昨日の夜バイクの暴走で亡くなった」と聞かされた。
頭の中が真っ白になった。
葬式に式場でたくさんの人達が泣いていた。
俺は一粒の涙も出なかった。
死を受け入れられなかったから。
時間が流れ俺は命の尊さを知った。
後悔しないように生きようと決めた。
生きたくても生きられなかった人に申し訳ないと思った。
そしてその頃俺の退学が決まった。
俺には音楽しかなかった。
それからバイトをしながらたくさんの音楽を聞きまくった。
悪いこともヤンキー友達とつるむ事も無くした。
月日は流れ二十歳を迎える。
つづく・・・。
ヤンキー友達みんな揃ってある有名なヤンキー校を受けた。
親は「音楽がやりたいなら音楽の専門学校に行け!ヤンキー校に行っても成長しない!」と言われた。
だけど俺は友達捨てて自分の道を歩めなかった。
その頃俺は音楽の厳しさを知らなかった。
音楽に真剣に向き合っている俺を友達が理解してはくれないだろうと思っていた。
結局ヤンキー校に入学。
今は親の言う通り音楽の専門学校に行ってればと後悔している。
案の定いろんな中学のヤンキーが集まる高校ですぐに友達もでき相変わらず悪さばかりした。
2年になって学校には行っても昼からで夜は中学の友達と朝までどっかにたまって遊んでた。
そしてある日。
つづく・・・。
中学3年の時友達の家に行った時に彼のお兄ちゃんがギターを華麗に弾いていた。
俺も弾けるようになりたいと思い毎日その彼の家で練習した。
そして俺の音楽人生が始まった。
友達同士でバンドを結成。
ジャンルはその時の流行りのバンドをコピーした。
それでも悪い事はやめられなかった。
そして彼女は俺に別れを告げた。
俺は突っ張って「わかった」と言った。
心の底から好きだった。
初めて心に穴が空く事を知った。
それから何年か彼女の事を忘れる事ができなかった。
唯一の救いは音楽だった。
そして中学を卒業。
そして高校生。
つづく・・・。