ガール/奥田英朗 | 無題

無題

いろいろと

ガール (講談社文庫)/講談社

¥580
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☆内容紹介

出版社 / 著者からの内容紹介
30代。OL。文句ある?
さ、いっちょ真面目に働きますか。
キュートで強い、肚(はら)の据わったキャリアガールたちの働きっぷりをご覧あれ。
<こんなお心あたりのある方に、よく効きます。>
●職場でナメられてる、と感じた
●親に結婚を急かされた
●若い後輩の肌つやに見とれた
●仕事で思わずたんかをきった
●ひとめぼれをした
●子どもの寝顔を見て、頑張ろうと思った
きっとみんな焦ってるし、人生の半分はブルーだよ。既婚でも、独身でも、子供がいてもいなくても。

☆感想

「いつまで女子でいてよいのだろうか」三十代前半という微妙な年齢の女性たちの葛藤。
「ガール」を卒業しなければならない寂しさ、周囲からの視線の変化、
「ガール」に対する嫉妬、年不相応に「ガール」でいようとする人への敬遠。

とても男性が書いたとは思えない。

私もまだギリギリ「ガール」でいて良い年なのかもしれないが、
「若い女性」、「女の子」というブランドが少しずつ自分から失われていくのを日々感じているので、
なんだか胸を突かれるような思いで読んだ。

海外のラブコメのようにあっさりしていて、読後は気分が良い。

男性が読んでどう思うのかは分からないが、
シングルのままもう少し仕事を頑張りたいという女性にとっては
「別に自分の思ったようにすればいいじゃん!結婚しない道もあるじゃん!」
と肯定されたような気持ちになれるのかも。

しかし、登場人物がみんなビジネスで成功しお金に余裕がある人たちなので、
ある意味、貧乏の独身女にとっては救いのないお話ではないだろうか。