40分程度の短い時間のコンサートでしたが、非常に中身が濃く、多くのお客さんはとても楽しめたのではないでしょうか。
ショパン/12の練習曲集から op.10-1 八長調
バッハ/平均律クラヴィーア曲集第2巻から BWV 871 ハ短調
モーツァルト/ピアノ・ソナタ第11番K.331から第3楽章 イ短調
ショパン/ワルツ op.64-1 小犬のワルツ 変ニ長調
シューマン=リスト/献呈 変イ長調
バーバー/ピアノ・ソナタ op.26から第4楽章 変ホ短調
ドビュッシー/ベルガマスク組曲から第3曲「月の光」 変ニ長調
顔見世のショパンの練習曲、これは大変素晴らしかったですね。得意な曲と言うこともあるんでしょうが、自信が漲っていました。ミスタッチは最小限に抑えられ、適切なルバートやデュナーミクが非常に音楽的・効果的で、とても感動しました。バッハは、中庸なテンポによって曲の持つ禁欲的な要素を適切に表出した佳演、「献呈」は速めのテンポで、もたれることのなくすっきりとした若者らしい表現を聴かせて下さいました。バーバーはプロコフィエフ後の彼女の新境地を開く曲と言うことでしたが、演奏は大変意欲的かつスケールが大きく、また難解な印象を持つこの曲を、大変見通しの良い解釈で一気に弾き切られたと思います。バーバー特有の音色美(和音美)や艶っぽさが表出されれば、更に素晴らしい演奏になったかとは思いますが、それは今後ソナタ全曲を弾かれる時まで取って置きましょう。曲間のトーク(話術)もだいぶ上達され、単に曲の説明だけではなく、プログラム全体の意図をご自分の言葉で明確にされておられたのはとても素晴らしいことと思います。演奏後も多くのファンが彼女を囲み、会場は温かい雰囲気に包まれていました。それにしても、弾かれた曲の調性を並べてみて、改めて彼女の見識の深さに驚かされました。今後は、とあるコンクール受験、そして留学の計画もおありのようですが、来年開かれるであろうリサイタルでの新しいプログラムを楽しみにしたいと思います。個人的に、彼女のピアノに合うと思われる曲(今は内緒です!)もリクエストさせて頂きましたが、それらもいつか聴いてみたいものですね。今日は素敵な演奏の数々、どうもありがとうございました。




























































