JMJのコンマスのお話を頂く半年前、JMJ主催の公演に出演しました。曲目はマーラーの交響曲第9番。その丁度一年前に初めてこの曲を弾き、もうこの曲の虜になっていた時期です。
これは、マーラーを知ることになった記念すべき演奏会です。東京・国立にあった一橋大学兼松講堂で、その日はクリスマス・イヴ。この日は特に冷え、舞台上にはストーブが焚かれたりしたとても趣深い演奏会でし、良く覚えています。この演奏会以降、マーラーにのめりこんで行くことになるんですね。
さて、JMJの方ですが、オーディションでは当時のN響コンマス・徳永二男さんが審査員を務められ、非常に非常に緊張したことを覚えています。この演奏会のコンマスは、同じ大学の1年先輩で決まっていて、彼にオーディション後に言われたことを今でも良く覚えています。「オーディションの評価は君が1番目で、2ndvnのトップに推薦したけれど、同じ大学のメンバーが1stと2ndの両方トップと言うのは「情実人事」と言われかねないと事務局から指摘されたりしたから、申し訳ないが今回は取り下げさせてもらった。2ndのトップは2番目の評価の子に譲って、先代のコンマスをトップサイド、今回は申し訳ないが、君は1stvnの2pult表で我慢してほしい」。そんなこともありました。今思うと何のことも無いですし、単に懐かしい出来事ですが、当時は悔しくて悔しくて、演奏会に出るのを止そうと思った時期もあったんですよね・・・。
指揮者は若手の代表格・井上道義さんでした。当時は「踊る指揮者」と言う風変りなイメージしか持っていませんでしたが、まあこの時のことは正直あまり印象に残っていません。同じ時期に同じ作曲家の第1番の交響曲を弾く機会があり、これがマーラー全曲演奏の始まりとなった記念すべき演奏会でもありました。顔見知りも一気に増えた時期で、この頃は怖いもの知らずと言うこともあり、お声がかかればどんなエキストラも全て引き受けていたりして、とても楽しかった頃です。
この演奏会はNHKラジオで放送され、カセットテープへの録音は今でも大事にしまってあります。トップの画像はその時のポスターで、プログラムの方は残念ながら見当たりません。その時に指揮して頂いた井上道義さんが、今日発表のニュースで、来年から大阪フィルハーモニー交響楽団の音楽監督に就任されるそうですね。期せずして非常にタイムリーな記事と言うことになりました。























