今年・上半期に伺った公演の中でも、最上位に数えられる、そんな素晴らしい公演でした。もともと持つ個々の資質に加え、固いチームワークによる5人のアンサンブル、聴く人すべてに興味と楽しさ、そしてもっと打楽器のことを知りたいと言う気持ちを与えて下さったように思います。久保田さんの含蓄に富む経験に則したトークも非常に興味深かったですね。期待していたライヒの「木片の音楽」、最後に入って来られた「木片」の音質が、ほんのわずかに地味で残念でしたが、この曲に限らず、演奏そのものは完璧で、もう鳥肌が立ちました・・・。「木片の音楽」が終わって後の拍手、「ウォー」と湧きあがる歓声、びっくりしました。こんなこと、今までこのシリーズで体験したことは無く、聴くみなさんが本当に素晴らしいと思われたんじゃないかと思いますね。後半が始まる前、主催者側から「拍手が少し早いので、配慮して欲しい」とアナウンスがあったんですが、聴衆も即座に反応し、後半は十分に余韻を楽しめる素晴らしい公演に変貌しましたよね。こういうのがこのコンサートの素晴らしいところです。
「大阪クラシック」の最終日にも、このチームで公演が行われるとのこと。休日ですし、万難を排して聴きに伺いたいと思います。決して「派手さ」は無い公演でしたが、これほど質が高く、聴く側にも興味を持たせてくれた公演は珍しく、今日は競馬場に行かず、こちらに伺って、本当に良かったと思っています。こんな珍しく素晴らしい公演を企画して下さった皆さんに対し、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
S・ライヒの傑作のひとつ、「木片の音楽」が実演で聴けると言うのが、最大の楽しみです。有難く聴きに行かせて頂きます。

