ちょっとした事件があったため更新を怠ってしまい、読者様にお詫びとご報告をさせて頂きます。









通り魔事件というのは現代の日本でも後を絶たず、やはり頭がおかしい人物はチラホラいるものです。







やはり患者にもそのような人はいて、そんな人はおおよそクレーマーとなります。








そう、医療ミスをされたとか、治療費を返せとかというパターンです。








本事件の主人公は、三年ほど前に私が高額治療を行った患者さんでして、治療途中で自身の金銭的都合により治療を中止されました。








そしてその方が既に支払い済みの治療費も返して欲しいと言ってきたので当然断りました。









そりゃそうです、その治療は既に施し終わっており、もう償却されているのです。








しかし相手はそれで納得せず、弁護士を通じて請求を起こして来ました。








読者の方々ならご存知だと思いますが、私も大概の修羅場をくぐってきた人間です。






筋の通らないイチャモンなら、相手が誰であろうが折れないし、こと弁護士においては殆どの弁護士は糞だと思っているし、そんな奴はイジメちゃいます。








またその弁護士も法テラスかなんかの安もん弁護士だったので、頼りないくせに患者の言い分を一方的に信じて請求してきたので



『やるんやったらとことん法廷ででも争ったるけど、弁護士バッチ飛ばしたるから覚悟しててよ』





という旨を書面で送ったら、その後なんにも言ってこなくなりました。








それから三年ほど何もなく過ぎ、先日その主人公である患者から午前中に電話があり、受付の事務員に訳のわからないことを言っていると言うので電話を換わりました。





「○○さん、お久しぶりですねー」





「あ、せ、先生ですか…」






「はいそうですよ、どうしました?」







「い、いや、つい最近クリニックの前を通りがかったら電飾が消えてたんで、もう辞めたのかと思いまして…」







「辞めてませんよ~
休診日やったんちゃいます?」






「あ…そうですかね…」







「ところで○○さん、あれからもう三年も経ってますけど、ほったらかしですか?」







「ええ、そうなんです…」






「ほったらかしはあきませんよ、心配しとったんですから」







「す、すいません…わたしは行きたかったんですけど弁護士があかんて言うもんですから…」







「まあね、弁護士なんて互いを喧嘩させるんが商売ですからね~」








「ええ、その弁護士にはえらい目に遇いました」








まあ、自業自得だろと思っていると







「先生、先生のところで治療の続きしてもらえますやろか?」







「構いませんよ、別に僕はわだかまりないですから、但し費用は要りますからね」







「はい、そりゃもう、あといかほど要りますやろか?」







「三年前と状態が変わってなかったら2百万ほどやと思いますよ」







「ああ、その位はありますよって大丈夫です」








「そうですか、じゃあ夕方でもいっぺん顔出してくださいよ、まず状態のチェックしますから」






「はい、では伺います」








このような会話を終えて私は再び診療に戻った。









診療が終わると受付の事務員がやって来て



「先生、さっき吉井弁護士という方から連絡がありまして、以前○○さんの弁護をしていた者ですが、今日そちらに○○さんが行くという連絡が入りましたので気をつけてください、こないだうちの事務所に包丁を持って乗り込んで来たんで警察を呼びました、そちらにも刃物を持っていく可能性があるので充分に注意してくださいとG先生にお伝えくださいとのことです」