これは持論になるが、借金を踏み倒すことが悪いことかと尋ねられたとしたら極悪と答える。









そりゃ借りたものを返さないのが悪いことで、泥棒に等しいのだから悪いことだとは小学生でも分かる。








しかし世の中に借りたカネを返さない人間が数多く存在するのは確かで、その動機として最も多いのはやむを得ずに違いなかろう。








そのやむを得ずという理由には大きな範囲があると思うが、どれをとっても悪いのは悪い。









仮にミッカイチやトイチの高金利を取られていたとしても、借りる時はその条件で納得して頭を下げるわけで、返す時になると被害者意識を出してしまうという身勝手な振る舞いだ。









こんな良識的な考えを長らく持っていたから、私の場合も泥沼にハマり雪ダルマ方式で増えていった。










借金地獄に陥りたくなかったら、まずは良識を取っ払い、悪人になるしかない。






ただ言っておくが、私は義理人情の精神を捨てたことはないので、恩のある人間の借金は踏み倒したことはない。








あくまでも、ビジネスとしてカネを貸す相手の借金だけを踏み倒した。








そこがせめてもの救いであったためか、今でも非難されたりせずそこそこの信用を保っている自負はある。









だが、CMや広告で『過払い金請求』や『借金を返さなくて良い方法』たぐいのものを目にすると胸くそ悪くなる。








自分の身の保全を弁護士などにしてもらいながら踏み倒すのではなく、自分の命を賭して踏み倒す、こんな心構えでやらなくては仮に借金が無くなっても再起は難しいと考える。