L-Magicianの独り言。 -9ページ目

L-Magicianの独り言。

某地方都市で活躍(?)するマジシャンの日々の出来事を綴っております。

L-Magicianとはローカルマジシャンのことです。

最初から読んでいただけたらマジで面白いかと。。。思ってます。

俺とジュンヤは部屋に戻って、夕方買ったパンと土産の残りを食べた。


「やっと終わったな。。。。お疲れ様。」


「俺、明日で帰るわ。こんなんアホらしい。家で寝てた方がマシだ。」


ジュンヤが言った。


気持ちは分かる。


が、まだ初日が終わっただけだ。


俺だって、今すぐにでも帰りたい。


が、先輩の顔がある。


「とりあえず、今日は初日だったから色々とすることあったんじゃない?


明日は夕方のマジックショーが終われば、のんびり出来るよ!」


俺は本当にそう思ってた。


「明日1日働いてから考えてみるわ。」


マジで俺も辞めたかった。


大学を中退してる俺が、こんなことを言うのも格好悪いのだろうけれども。。。。


一度、「やる!」と言ったことを今更、「できません」!


なんて言いたくはない。



「とりあえず風呂行って寝ようぜ。」


俺たちは、電気も付かない、お湯もでない風呂場へと向かった。


ちなみに俺はタオルを1枚しか持ってきてない。


昨日、シャワーを浴びて体を拭いたのも、このタオルだ。


昼間仕事しながら首に巻いていたタオルもこのタオルだ。


今からシャワーを浴びるのだが、当然同じタオルになる。。。。


明日も、このタオル使うのよ。


なんだか泣きたくなった。。。。。





。・°°・(((p(≧□≦)q)))・°°・。ウワーン!!





俺は、まだマシだったかもしれない。


ジュンヤはタオルすら持ってきてなく、昨日お土産屋さんで売られていた土産用のタオルを買ったらしい。


箱根と書かれていたタオル。




一枚1200円なり。。。。



これで、石鹸もシャンプーもなしで風呂に入ったのが2日連続。


当然明日も続くのである。


たぶん、こんなことは人生で一生ないであろう。



箱根に来る前に聞いてたのは


箱根のホテルでイベントするから。泊まる所はこちらで用意するから観光がてらにマジック手伝ってよ!


だったはず。。。。。。。。。



着替えとタオルの1枚くらいは持ってきたが、それ以上は、普通は持ってこないわな。。。。。


しかも観光できとらん。


ってか寝る間以外、自由時間なし。


風呂とか入ってたら寝る時間も4時間くらいしかない。。。。。



俺は思った。



詐欺じゃね?



労働基準法違反しとるだろぉぉ!



しかし、もう少しの辛抱だ。


ジュンヤは、この仕事を9日間連続でしないといけない。


俺は平日昼間は働けないので、3日働けば一旦は家に帰れる。


そしてまた週末に来て2日働けば良いだけだ。


ジュンヤには申し訳ないが、後2日働けば、ここから解放されることだけが俺の唯一の救いだった。


ジュンヤの分の歯ブラシと石鹸とタオルも持ってくるからな。


お菓子もいっぱい買ってきてやる!待っとけよ!


そんなこんなで、ようやく初日の全てが終了した。。。。。。


しかし、後4時間後には起きないといけない。。。。。。。


まだまだ続きます。。。。。







なかなか終わらない上に、更新ペースが遅くて申し訳ないです。


最近、忙しくて。。。。。


でわでわ。



残された俺とジュンヤは今の状況を冷静に分析した。


現在、夕方の6時過ぎ。


片付けが大量に残っている。


次の集合時間は7時。


飯を食って来いということは、夜も長くなりそうだ。。。。



さぁどうする?



俺たちは、まず売店に行った。


まず飯を食おうと。


レストランに行く暇はない。


朝飯も食えなかった。


腹が超減ってる。


俺なんか昨日の晩飯も食ってない。


腹ごしらえが最優先なのだ。


ホテルの売店で売ってる食べ物なんてものは、「パン」「ツマミ」「お土産」くらいしか売ってない。


俺たちはパンとお土産を買った。


日当8000円しかもらえないのに、晩飯代だけで1500円もかけてしまった。


割に合わん!


が、これだけ体が疲れて腹減って。。。。。


パンだけじゃ、もたない。


マジで、もうお金いらないから帰りたかった。。。。



片付けをしながら飯をダッシュで食べた。


7時になりDさんたちがやってきた。


一体、今から何をするんだろうか?


まぁ遅くとも9時くらいには終わるだろう。。。。。


そしたら、部屋に戻ってゆっくりしよう。


そう思ってた。。。。


思ってたのに。。。。


甘かった。



明日のリハーサルをし、なぜ客が少ないのか?などなど色々なことを話し合った。


合間合間に手品の話などがあり、結局終わったのは夜中の1時半くらいだった。


結局、数回のトイレ休憩を入れただけで6時間以上もかかった。



アホか。。。。。。


ってか今この場には俺とジュンヤはいらんだろ?


俺らは下っ端なんだから、ここにいなくていいじゃん!


この会が始まってから数時間。


俺とジュンヤが発言することはなかった。


眠い。。。。。。


眠いぞ。。。。。


と思ったら目も覚めるようなDさんの発言が。


「オマエラも明日は3人でいいから人を呼べよ。


このままじゃ給料出らんぞ。」



ギャ━━━━━━Σヾ(゚Д゚)ノ━━━━━━ !!!!



「は!?」


俺とジュンヤは固まった。。。。。


「いえいえ、俺はまだ上京して1ヶ月足らずです。


誘う友達なんて、おらんです。」


まぁいたとしても絶対呼ばないけどね。


「会社の人間でもいいぞ。」


コイツ、しつこい。。。。。


「今何時だと思ってるんですか?


真夜中ですよ!


今から連絡して片道2時間かけて、こんな所に来いなんて絶対に言えません。」


Dさんは何も言わなかった。


が、みるみる機嫌が悪くなったのは分かった。


Dさんは厳しい指導で有名な人だ。


教え子は誰もDさんに逆らえない。


反抗されるなんてことは滅多にないのだろう。


そんなん、知るか!


俺はあんたに何の恩もない。


そんな会議もようやく終わった。


あぁマジで日当8000円じゃ割に合わん。。。。


朝の7時に仕事開始。昼休みもほとんど取れなかった。


ほぼ休みなく終わったのは夜中の2時前。


合計19時間くらい働かされてるんだが。。。


単純に計算しても時給420円である。




最後にまたDさんは恐ろしいことを言った。


「明日も7時集合な。」


もう死ねよ。


マジックショーは9時半からだろ?


初日は9時からだったのだが、あまりにも誰も歩いていないので、スタートを30分遅らせることにした。


まぁその分、終了も30分伸びたのだが。。。。



もう設営するものもないじゃん。


出演するマジシャンが2時間前に来るのは分かるが俺たちは関係ないだろうよ。


それに食堂は7時からだったんだけど。


「朝食は7時からしか開いてません。


売店も閉まってます。コンビニもありません。


ってかタオルも石鹸も歯ブラシもないんですけど。


朝飯を食うなということですか?」


Dさんの機嫌は、さらに悪くなったが


「明日は7時半集合な。。。。。」


そう言って出て行った。


あぁこれで朝飯は食べられる。。。。。


こうして初日の仕事が終わった。


最悪な仕事はまだまだ続く。。。。。










午後の部へと突入。


Dさんの機嫌がずっと悪い。


そりゃぁそうだろう。


この客入りでは。。。。。


マジシャンのギャラ、場所の使用料などを考えたらお客はたくさん入ってくれないと困る。


まだ10数人しか客が来ていない。。。。


「オマエら!しっかり手品を見せて客引きしてこい!」


Dさんは怒鳴る。


「基本的に人が全然いないんですけど。。。。。」


そりゃそうだ。


小雨が降って霧がかかっている。


箱根にいるのに、箱根チックの欠片も感じない。。。。


誰も来ないだろ?こんなところには。。。。


「言い訳ばっかりするんじゃねぇ!俺を見とけ!」


そう言って手品道具を持って出て行った。


しょうがなく俺とジュンヤはDさんの後に着いて行った。


Dさんは早速家族連れを見つけた。


色々と手品を見せつけていた。


「凄ぉ~い!」


などと客は喜ぶが、なかなか入場料を払ってまで見に来る人はいない。


そりゃぁそうだろう。


入場料は一人1000円。


子供も同料金。


子連れの家族4人で、4000円も支払う羽目になる。


予定外の出費としては痛い。。。。。


ほとんどの客から断られていた。。。。。





そうは言ってもさすが大ベテラン。


ちゃっかり呼び込みに成功。


まぁ2人だけど。


結局、その回のマジックショーを見たのはDさんが連れてきた2人だけだった。


2人だけの客のためにマジックショーを30分もするのである。


まさにマジックマニアには、たまらないイベントである。


まぁそんなやつは、こんな所には来ないけど。


このようにして1日が終わった。


夕方6時くらいには、全てのショーが終わった。


結局10数回のステージをして、一番多い回が2組の家族で8人くらいだったかな。


200人は入るホールを借りて一番多い時で10人以下って。。。。。


マジで大丈夫なんだろうか?


給料出るのか?


まぁたくさん人が来ようが来まいが俺には関係ないわけで。。。。


給料変わる訳じゃないしね。



ふぅ~やっと終わった。


とりあえず寝たい。腹減った。


もう帰りたいわ。


とりあえず部屋に戻って、ゆっくりしようぜ!


などとジュンヤと話をしていた。


が、ここで予想外の展開を迎えることになる。


「とりあえず、オマエらここを片付けといて。


終わったら飯を食べていいから。


それが終わったら、7時に、ここに集合しろよ。」



オォォーーー!! w(゚ロ゚;w(゚ロ゚)w;゚ロ゚)w オォォーーー!!



ここを!片付けろと。。。。。。


で7時集合と???????



今6時ですけど。。。。


二人で片付け終わる頃には7時過ぎるんじゃね?


晩飯食えるのか?


昨日の夜も飯抜き。


朝も飯抜き。さすがに昼は食ったけど。



朝7時から働かせてるくせに・・・・・・


休憩も、ほぼ取らせないくせに。。。。。。



まだ7時から仕事させる気なのか????


飯くらい、ゆっくり食わせてくれよ!


俺とジュンヤの気持ちと関係なく、時間だけは過ぎていく。。。。。


俺たちの夜は、まだまだ終わらない。。。。。。。。



続く・・・・・・