俺が住んでた場所から箱根の駅まで片道2300円くらいかかる。
つまり往復4500円くらいかかってしまう。
この金額をよく覚えていてほしい。
後々に問題になってくる。
5/3(土)の朝一からイベントは始まるらしい。
なので俺は前日から現場に入ることにした。
普通に夜まで仕事だったので、家に帰って宿泊の準備をして、飯も食わずに箱根へ向かった。
箱根の駅に着いたら車で迎えに来てくれるので、それに乗って現場に入る。
そのような流れだった。
仕事を終えてから来たのでかなり遅くなってしまった。
が、このことは最初から伝えてあったので問題ない。
平日の昼間は普通に仕事をしていることが前提で、このイベントを手伝っているので。
駅に着いたのは夜の10時を過ぎていた。
誰も向えに来てない。
ってかあんまり車がないんだけど。。。。
ここって東京?などと色々と疑問があったのだが、Dさんに電話した。
「すまん。こっちでトラブルがあったので。悪いけどタクシーで来てくれない?領収書取ってくれたら後で払うからさ。」
ということで、タクシーに乗った。
「○○まで行ってください。」
本当に忘れたい過去なので場所などもう覚えていない。
俺にはさっぱり場所が分からんが、まぁプロに任せておけばいいだろう。
とりあえず、現場は観光地と聞いている。
着けば飯くらい何とかなるだろう。
そう思いながら俺は寝てしまっていた。
どれくらい寝ていただろうか。。。。
「お客さん着きましたよ。」
とタクシーの運転手に声をかけられた。
結構寝てた気がする。。。。
時計を見ると30分以上は寝てた。
そんなに遠いの?
タクシー料金は5000円を超えていた!
「駅からそんなに遠かったんですか!?」
タクシーで5000円とか使ったことはない。
が、こんなもんでしょうと運転手が言う。
さすが大東京。俺は渋々お金を支払った。
まぁDさんが出してくれるって言うしな。
こうして夜中の11時くらいに現場についた。
真っ暗だ。。。。
先輩が迎えに来てた。
「タクシー5000円以上かかったんですけど、こんなもんですか?」
「結構かかったねぇ~ けど駅から遠いからねぇ~ そんなもんじゃない。後で領収書ちょうだいね。」
やっぱり5000円くらいなんだねぇ~
俺は少しだけほっとした。
ぐぅ~~~~~~
とりあえず腹が減った。
「すみません。少しでも早く来るために晩飯を食べずに来たんですが、何か食べ物を買う所ありますか?」
先輩に訪ねた。
「えぇ~~~売店は9時で閉まったし。コンビニも一番近い所まで車で30分以上はかかるしねぇ~」
一体ここは何なんだよ?
現場に着いてもほとんど灯りなどない。
俺の田舎の方が明るいぞ。。。
結局、その日の晩飯は缶コーヒーで済ませた。
一体ここはどこの何なのだろう。。。。
一つだけ分かることは箱根のとある一角ということ。
飯を食う場所もコンビニもない。
明日のマジックの打ち合わせは夜中まで続いた。
が、明日からイベントが始まるので今日の日当は含まれていない。
今日だけでも結構仕事した感はあるのに。。。
夜中の2時を過ぎたころ、ようやく眠ることになった。
俺と同様にマジック経験のある若手スタッフがいた。
ジュンヤとしよう。
ジュンヤとは以前、マジックのイベントで会ったことがある。
といっても挨拶程度だが。
それくらい手品界は狭いのである。
俺とジュンヤが一番下っ端のアシスタントということで扱いが雑だった。
そのこともあり、仲良くはなったのだが。。。。
先輩に俺とジュンヤの寝床を案内された。
「電気と水道は通ってるから!」
当たり前だろ!?
と思いながらも
そこはもう使っていない寮のような所だった。
6畳くらいの一間に俺とジュンヤの二人で布団を敷いて寝る。
まぁ布団で眠れるだけマシとしよう。
二人でそう言って部屋に入った。
が、マジで電気と水道しかなかった。
部屋にクーラーもなく。お風呂もトイレもなかった。
まぁ5月だったのでクーラーはまだ必要ないといえば必要なかったのだが。。。。
トイレは共同。
まぁ水洗だから我慢しよう。
風呂はというと。。。。。。
まず、電気がつかん。
真っ暗な中、風呂に入った。
が、湯船は9時までらしい。
その後は掃除をするとかでお湯がなかった。
我々は仕方なくシャワーを浴びた。
冷たい。。。。。。。。。。
当然、お湯が出るわけもなく。。。。。。。。。。。。
しかもしかもしかも。。。。。。。。。。
石鹸もシャンプーのなかった。。。。。
当然、歯ブラシも。タオルも。
コンビニも何もない場所で、どう用意しろと。
タオルは一応、持参してきたのがあったので、大丈夫だったのだが。
この時点で俺とジュンヤはキレそうだった。
しかも明日の集合は朝の7時。
今、2時過ぎてるんだけど。
朝の7時に集合なのに、食堂は7時オープンだった。
当然、売店が開いてるわけもなく。
俺は朝飯も缶コーヒーだった。
酷いぞ。あまりにも扱いが酷過ぎる。
こうして史上最悪のバイトが幕を開けるのであった。
続く。。。。。
