長かった、この話もようやく、これで完結します。
お付き合いくださり、ありがとうございました。
でわでわ。
とりあえず、往復の電車代とタクシー代はもらった。
ふぅ~
助かった。
サラリーマンとは言え、まだ一度しか給料をもらっていない身。
お金など、全然持ってない。
(´_`。)グスン
だからまぁ、日当8000円に惹かれてバイトに来たのだ。
そんな中、10000円近く立て替えておくのは辛かった。
できれば、今度来る電車代も今のうちにもらえないかな?
そうしてくれたら、非常に助かるし、万が一「行きたくねぇ~」って思ったとしても、交通費をもらっている以上、行かない訳にはいかない。
窃盗罪だしね。
しかし、まだ23歳の若造が電車代前払いでくださいとは言いづらい。
なので、聞いてみた。
「一応、念のためなんですけど。。。。また土日に来るんですが、電車代出ますよね。」
まぁ当然、出るということを期待していたのだが。。。。
期待していたというが当然だろうと思っていた。。。。。
が、Dさんの答えは意外なものだった。
「ん!?出ないよ。みんな一往復分しか出してないし。」
|||||/( ̄ロ ̄;)\||||||| まじ~~?
アホか?マジでアホだ。。。。。。
「え!?だって他の人は一往復しかしないから当然ですよね。」
他のみんなは9日間ずっといる訳だし。
「俺は平日は仕事だから、最初の3日間と最後の2日間しか手伝えないって最初から言ってましたよね。」
そうそう。間違いなく言った。
「と言うことは、どう考えても電車代は二往復分いただく計算になりますけど。」
「そう言われてもねぇ~ みんな一往復分で予算組んでるからね。」
マジで話にならん。
「何を言ってるんですか?じゃ、日当8000円しかもらってないのに、5000円自腹を切って、またここに来いって言ってるんですか?」
「オマエこそ何を言ってるのよ。オマエが住んでる所からここまで往復で5000円もかからんだろう。」
まぁ4500円くらいですけど。。。。
俺が言いたいのは、そこじゃぁない。。。。。
俺がどんなに言っても電車代は出せないの一点張りだった。
ここで俺の堪忍袋の緒が切れた。
「いいですか?計算してみてください。
日当8000円。朝昼晩の食事で2500円。コンビニも何もないこんな所じゃ、どんなに安く上げても、これくらいはかかります。
さらに飲み物代だってバカにはなりません。」
自動販売機で定価で買うしかないのだから、1日に500円くらいは使う。
だって18時間労働だよ。
日当8000円しかもらってないのに、ここにいるだけで3000円は使う。
ってか使わないと生きていけない。
「日当8000円って言いましたが、実質の給料は5000円くらいですよ!それに朝の7時から夜の1時までの1日に18時間も働かせて。。。。。」
Dさんが、何か言ってたけど無視して俺は続けた。
「時給300円以下だっつぅの!人をバカにするのもいい加減にしてください。その上、電車代の5000円も自腹とかって。こんな条件で誰が働くか!」
「なんでオマエは、そんなに金のことしか言わん!間近でマジックが見られるんだから、金のことばかり言うなよ。」
それはオマエの価値観だろう。
「別にちょっとくらい給料が安くっても文句を言うつもりはないけど、限度があるっってことです。」
ってか俺はもっとキレているけど。。。。
「お前だけ特別にタクシーで来て5000円も払ってるんだ!
それなのに文句ばかり言うな。
それに口のきき方に気をつけろよ。」
完全にキレた!
「アホか、おっさん!
仕事が終わってから、ここに来るから遅くなるってことは最初から伝えてただろうが。
アンタがそれでもいいから手伝ってくれって言ったんだろ。
駅まで迎えに行くからと。
で、そっちの都合で迎えに行けなくなったからタクシーで来てくれってことだっただろう。
なんで、それを恩着せがましく言われないかんのよ!
それに最初から2回来るって分かってるだろうが。
電車代出さないなら、最初にそう言うのが常識だろうが!?
そんな常識も持ってない人間が口のきき方とか言ってる場合か?」
そんなこんなで、周りの人が止めにはいり、事件は強制終了した。
そして俺は夕方で帰ることにした。
先輩には泣きながら謝った。
「先輩の顔を潰して申し訳ありません。が、あまりの対応の悪さのため、これ以上、この仕事はできません。」
ってなことを言ったかと思う。
先輩が、「納得のいく金銭を俺が出すから!」
と言ってくれたのだが、もう金の問題じゃなかった。
「すみませんでした。」
そう言って先輩と別れた。
帰り支度をし、いよいよホテルを出ることになった。
最後に俺はDさんの所へ行き、今から帰ること。
もう土日は来ないことを伝えた。
「俺たちが弟子入りしてた頃は、1日中働かされても給料なんかなかったぞ。みんなそうやってマジックを覚えていったんだが。それなのに、オマエは金のことばっかり言いやがって。」
おっさんは最後までイヤミだった。
そのまま帰ろうと思ったけど、俺も負け時とイヤミを返すことにした。
「最初に出会ったときに言いましたけど、俺はマジックを引退してプログラマーになりました。
マジックは今でも好きですが、時給300円以下で1日18時間も働くほど好きか?
と言われると考えてしまいます。
金に文句を言って欲しくないなら、1日中働かせても文句の言わない弟子でも使えば良かったじゃないですか?
その弟子がみんな逃げたのは、あなたの人望ですか?それともソイツらがマジックに飽きたからですかね?」
Dさんに弟子はたくさんいたのだが、ほとんどの人間が給料未払いとかで逃げて言ったのは有名な話なのだ。
Dさんは俺を睨んでいたが、これ以上は何も言わなかった。
「電車代のことさえなければ、最後まで働くつもりでした。どんなにキツくても。
例え、どんな理由があるにせよ、途中で仕事を投げ出したことに変わりはありません。
3日分の給料はいりませんので。」
そう言って俺は帰った。
こうして、俺の中で史上最悪だった仕事は幕を閉じるのであった。
まぁマグロ漁船などで働いている人に比べたら、こんなことで最悪なんて言うなよ!
ってレベルでしょうけどね。。。。。。
非常に展開も遅く、ペースも遅くて申し訳ありませんでした。
終わり。
ちなみに2ヶ月後くらいに給料は振り込まれておりました。
