昨日、Twitter(Xって言いたくない)でこんなツイート(ポストも言いたくねえなあ)があり。
文字の読み書きをしない人々の語彙力をナメてはいけません。
— Omizan Sakamoto (@omi_info3) 2025年5月16日
・極めて
・すなわち
・未だに
・ひとつふたつみっつ
この程度の語彙で古語判定を受けます。
そして、彼らは共通して「今どき極めてだってw」と嘲笑します。 https://t.co/YwTZ7uxAXr
元のツイートは、変な方向に拡散されているという理由で消されていましたが。
要は『「深刻」という言葉を使ったら、「深刻なんて言葉、普段使わないですよね!」とめちゃくちゃビックリされて、こっちがビックリしたわ』的な意訳になるのかな。
で、思い出した話があって。
以前、コンビニの商品にイタズラをしていた高校生ぐらいのクソガキどもを叱ったら、店の前で待ち伏せされていてケンカに巻き込まれたわけですが。
そのときのそいつの悪口ボキャブラリーが。
「バカが」
「殺すぞ」
「うるせえ」
この3つしかなくて、そのローテーションなわけです。
なんかむしろ面白くなり、
「お前、悪口他に知らねえのか?(笑)」
って聞いたら、
「うるせえ」と(笑)
やっぱりその3つしかない。
まあそんなこんなで警察が来て、防カメ映像でイタズラがばれ、全てを録音している性格の悪いマジシャンのせいで「殺すぞ」の脅迫もバレて。
勉強しとかないと、口喧嘩もまともにできねえんだなあと、なんかこう悟りを開いたような気持ちになったわけです。
ちなみに如月は。
幼少時から親に罵られてきていて、「どうすれば次に親にダメージを与えられるか」を常に考えていたため、七色の悪口がスラスラと出てくるわけですが。
いつも妻に感心されています(ウソです、ドン引きされています)
悪口でいつも思い出すのは。
向田邦子さんのエッセイの中に、愛猫マミオに宛てたラブレター(と如月は思っている)があるのですが、引用すると。
マハシャイ・マミオ殿
偏食・好色・内弁慶・小心・テレ屋・甘ったれ・新しもの好き・体裁屋・嘘つき・凝り性・怠け者・女房自慢・癇癪持ち・自信過剰・健忘症・医者嫌い・風呂嫌い・尊大・気まぐれ・オッチョコチョイ・・・。
きりがないからやめますが、貴男はまことに男の中の男であります。
私はそこに惚れているのです。
「眠る盃」(講談社文庫)より引用
なんて素敵な悪口(笑)
如月はこの文章が好きすぎて、今でも、何も見ないで全文諳んじることができます(^^)
七味唐辛子のことを『七色とんがらし』と呼んでしまうのも、向田さんの影響です。
さて。
本日の寄席も、すげえ楽しかったです。
さすが一之輔師匠、ガッツリ満員でした。
写真は、妻がつくってくれた、今シーズン初めての冷やし中華。
美味しかったー。
明日はバカ暑いらしく今から憂鬱ですが、なんとか頑張ります!
では、よい週末を☆