5月3日の、陸奥新報コラム『望遠郷』に掲載された如月の記事ですが。
今回も陸奥新報さまが、如月ブログに当該記事を載せることをご快諾くださいましたので、記事をこちらにも掲載させていただきます。
リレーエッセイ『望遠郷』も、如月の回はこれにて終了です。
最後はやはり、マジシャンとしての如月のお話を書くことにしました。
※転載はご遠慮ください。
振り返ってみると。
親の悪口ばかり書いているように見えますねえ。
たぶん。
自分が子供を持たなかったら、子供時代の自分がされたこと、言われたことについて、ここまで考えはしなかったのだと思います。
もしかしたら、何十年後かに。
うちの双子たちが、新聞や雑誌などで、今の如月と同じくコラムを書くことになり。
その中で如月の悪口を言っていたとしても、当然ながら怒れないし、むしろ、公共の場でオレの悪口を書けるぐらいになったかと、嬉しいかもしれません(笑)
もちろん、マジックは好きで、マジシャンになりたかったのは大前提としてあります。
でも、たぶん如月は。
「親の言う通りの人生なんか歩んでたまるか」
も強かったんだなあと、もう一度自分の文章を読んでいて思いました。
6回目の記事にも書きましたし、最近やっていたドラマ、『ミステリと言う勿れ』の中でも言及されていた、児童心理学者ハイム・ギノット氏の言葉。
「子供たちは乾く前のセメントみたいなもの。何かが落ちてくれば、必ず跡が残る」
これは本当に肝に銘じておこうと、双子を見るたびに思います。
『望遠郷』。
とても楽しい仕事でした。
機会を与えてくださった、陸奥新報社さま、そして、担当のIさん。
ありがとうございます。