まだコロナ禍になる前。


夏になるとこの数年、東北のお仕事をサンドウィッチマンのお二人と何回かご一緒させていただいておりました。


もちろん仕事自体はとても楽しいのですが。


移動の合間などに東日本大震災の慰霊碑を訪問したりすることがあり、その度に、あの災害は過去のものなんかにはならないのだなという、当たり前のことを再認識します。





昨年の今日のブログを見ると。



ココに。


「長生きしろよ。

本当に本当に、長生きしろよ。」


と、書いてありました。



まだ、ココの病気が発覚する前でした。



とってもとっても大切で、長生きしてほしかったココは、その4ヶ月後にはもう、遠くに旅立ってしまいました。


そんなこと、考えもしませんでした。



ウクライナでは今戦争が起きていて、誰かの大切な方がたくさん亡くなっています。



11年前の津波でも、誰かの大切な方がたくさん亡くなりました。



やはり、そんなこと考えもしなかったと思うのです。




だから。




大切な人が、そして自分が、明日も生きている保証なんか何もないんだなということを、毎年この日になると思い出します。


で、また日常のゴタゴタに気を取られ、そんな大切なことを忘れていく。


恥ずかしいことにその繰り返しです。




妻が大事です。


ねこが大事です。


子供も、もっと好きになっていければいいなと思います。


ファンの皆さまも、もちろん大事です。



周りの家族や皆さんのおかげで、自分が今こうやってマジシャンとしてなんとかやっていられる。




そのことを忘れないようにしなきゃ。





被災地バスツアー、残念ながら何年も延期になってますが。



また、皆さんと会えたらいいなと思います。




驚いたり笑ったり。


皆さんの心に小さな灯をともせるような、そんなマジシャンになれればなと思っています。











いちまる、エル。




ナナ、ハチ、ココの分まで、たくさんたくさん生きろよ。