病気の猫を保護してから約１ヶ月となる。
その間、2度ほど病院に連れていって、注射をしてもらい、薬を飲ませている。
いろいろな意見がほしかったので、2度目の病院はあえて別のところに行ってみた。
相変わらず、飼う覚悟はまだないし、引き取ってくれる方も当然のように見つからない。
お医者さんも、断定的な言い方はあんまりできないのだと思うが、経験からおっしゃるには、
残念ながらもうあまり長くは生きないらしい。
数ヶ月、半年とかそういう話なのだそうだ。
残念なのだが、猫エイズは治らないし、発症してしまったらあとはもう悪くなる一方らしい。
如月も相当数の猫に関わってきたが、猫エイズに感染している猫は今回が初めてなので、全く今後のことが予想できない。
口の中の状況がよくないようで、よだれをたらしていることが多い。
腎臓の能力が落ちているようで、有害物質を体内から排出する機能が下がっている。
そのため、猫のおしっこはかなり臭いがきついはずなのに、ほとんど臭いがしない。
体外に排出しなければならないものが排出できていないのだ。
そして、おしっこの量が異常に多い。
猫トイレに装着しているシートは、本来1週間ぐらいはもつはずなのに、2～3日で一杯になってしまう。
さらに、貧血も起こしているそうだ。
こないだ、病院に行ってきた後。
疲れてしまっている。
ぐったりしていて、大丈夫なのかなと思っていたが。
ゴハンを食べたら多少まともな感じになって安心した。
それでも、保護した当初よりは間違いなく元気ではある。
よだれも、病院に連れていってからは間違いなく減ったように思える。
このバカみたいな暑さは間違いなく野良猫の体力を奪うものであるので、とりあえずゴハンが食べられて、暑い外ではなく、清潔で静かな室内で生活できるだけでも、奴の体にはいいのではないかと思うことにした。
奴を保護した場所の近所に聞き込みをかけたところ、ゴハンをあげていた方にお会いすることができたので、事情を話したところ、大量の猫用ゴハンをくださった。
今日も喉を鳴らして体当たりをかましてくれ、ゴハンもちゃんと食べている。
覚悟がないとはいえ、如月が引き取って、最期まで面倒見るしかないのかなあ、と、最近はそんな気もしている。
そんな感じの１ヶ月でした。
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