今日12月3日は、不思議なことが起こるときのかけ声「ワン・ツー・スリー!」に因んで、手品の日なんだそうで。

じゃあ別に1月23日でもいいじゃないかとか言うと、マジック関係者に消されるらしい(笑)



昨日は、仕事終わって帰ってきてから深夜に、今年は残念ながらリアタイで観られなかった『M-1グランプリ2018』を観ていた。

初めて如月がサンドウィッチマンのお二人にお会いした2015年も、富澤さんが審査員に入っておられた。

あのときは確か、M-1の審査員を終えられてからそのまま更に次の生番組にも出ておられたと記憶している。化け物だな本当に(T_T)

今年は直前まで広島におられたので、間に合わせるためにヘリだかプライベートジェットだか、そんなとんでもないものに乗るらしいとか、そういう話さえ出ていたが、メールをしてみたらなんとか間に合いそうだとおっしゃっていて、ひと安心。



実は、M-1に関しては、ほんのちょびっと悔しい事がある。


実は、誰も知らないのだけど、M1というのを先に使ったのは、お笑い界ではなく、マジック界なのである。

1998年の年始だったかな、

『M1グランプリ 最強のマジシャン対決』

という番組があり、それが最初である。

MANZAIではなく、もちろん、MAGICのMである。

更に厳密に言うと、『M-1』ではなく、『M1』だけど。

ところがこの番組はたった1回で終わってしまった。

まあ、数字が取れなかったのであろう。

やはり、不思議だけではダメなのである。

何をやるかではなく、誰がやるかなのである。


1回で終わってしまった『M1グランプリ』とは対照的に、2001年から始まった後発の『M-1グランプリ』は、しっかり現代のスターを産み出し、大変な数のファンを掴んでいて、今に至るまで続いている。

もはや誰ひとり『M1』はマジックが先だったなんてことは覚えてすらいない。

それどころかその数年後、確かテレビ東京さんだったかな、大晦日にマジック番組をぶつけるという蛮勇なことをやってくださったのだけれど、そのときは逆にM-1に忖度して、『T-1グランプリ』という、なんだか変な名前になっていた。TEJINAということである。

M1を先に使ったのはマジック業界なんだから、そんな変なことせずにこちらも堂々とM1にすりゃいいのにとか、当時の血気盛んな如月(まだ如月琉という名前ですらない)は思ったものだが、人気も、バラエティ内での実力も、マジシャンなんてのはお笑いの方々の足元にも及ばないので、今となってはそりゃそうだよなあと思う。


まあそんなわけで、呼称なんかぶっちゃけどうでもいいわけだが、マジシャンとしては、やはり少し悔しい気持ちになるのである。



さて話を戻して、M-1である。

やはり、人生をかけてお笑いをやっていらっしゃる方々の熱量たるやすごい。


こういう大会だと、必ず「○○は全然面白くなかった」みたいなことをSNSで言う人が出てくるが、決勝に来た方々の下には、実に4000組以上の方々がいることをわかっているのだろうか。

選ばれたエリート中のエリートが、あの方々である。

準決勝でドカンドカン会場を沸かしていた方々が、面白くないはずがない。

それでも、必ずしも決勝で爆発するとは限らない。

お笑いというのは、それほどに難しいものなのである。

如月もこの事務所に所属して初めてお笑い芸人の方々とお話しする機会や、お笑いライブに出る機会をいただいたわけだが、やはり、売れている方々はもちろん、今現在売れているとはいえない方々でも、真剣にやられている方々の覚悟というのは、マジシャンとは段違いだと感じた。

マジシャンは、そこそこ生活が成り立ってしまうばかりに、そういうハングリー精神とかそういうものに関しては本当にクソみたいなもんだと思う。


業界は全く違うのだが、皆様の本気にあてられて、また如月にも力が湧いてくるのを感じている。

また、嬉しかったことが。

如月は、やはりサンドウィッチマンのお二人のお笑いのファンである。

なので、自分が面白いと思ったコンビの方々に富澤さんが高得点をつけていたり、「富澤さんはこうコメントしそうだな」と思ったことと同じことを富澤さんがおっしゃったりされていて、生意気ながら少し感覚が富澤さんに寄ってきているようで嬉しく思った。

『ギャロップ』のお二人などは、本番では得点が伸びなかったようなのだけど、如月はとても素晴らしいなと思っていたら、伊達さんがブログで褒めてらしてやはり嬉しくなった。


そして、あの伏魔殿のようなところで、敗者復活から優勝したサンドウィッチマンというお二人は、やはり化け物なんだなあと改めて思ったし、そのお二人に面倒見ていただいている自分は恵まれているなあとやはり改めて思った。


東京ホテイソンさん、敗者復活ならず残念でしたが、まだ結成3年目とかですからね!来年また期待しています。

事務所ライブで、東京ホテイソンのたけるさんと帰り際、少し挨拶がてら話をしたときがあった。

そのとき、

「如月さんは、マジシャンなのに、お笑いのところに一人だけ放り出されて大変ですよね」

的なことをおっしゃった。


確か、たけるさんはまだ20代前半とかだと思う。

自分が20代前半の時なんて、自分のことだけで精一杯で、他のマジシャンには噛みつくことしか考えていなかった気がする。

それなのに、他業種の人間に対して、そういうことをあの歳でスッと言えるたけるさんはすげえなと思った。

そのときの回は、また如月は、普通にマジックすりゃいいのにマジックをせずに余計なことをやり、お客さんの反応が芳しくなくて凹んでいたときだったので、なんだかその一言にすごく救われた気がした。

カミナリさんも、東京ホテイソンさんも、自分のスタイルを見つけたら、とたんにM-1でポーンと上に行った。

如月には何が似合っているのか、未だにわからない。

路線変更したことがよかったのかどうかもまだわからない。

まだいろいろたくさん恥をかいて、試していくしかないのだと思う。


とにかく、M-1を観て気合いが入ったのは事実です!!



あ、ところで、ブログのアクセス数が急に跳ね上がっていて何事かと思ったら、


ひとつ前の記事がAmebaトピックスに取り上げていただいたようで。

ありがとうございます☆





現在、ココ丸がスーパーマンのような格好でお腹の上にいて、動けずに大変困っています(T_T)


今日は早く帰ってきたので、久しぶりに『ニクビッタ』にゴハン食べに行こうかな。