北海道で大きな地震がありました。

心よりお見舞い申し上げます。



北海道に住んでいる友人に安否確認で連絡をしてみたり、Twitterで北海道出身のマジシャンの先輩のツイートなどを見て、少なくとも如月の周りの方には大きな被害はなかったことを知る。


ここで思った。


もし、大丈夫ではなくて、「実家がつぶれました」とか、「家族が生き埋めになっています」的なことを言われたとして、如月は一体どんな言葉を返せるのかと言うことである。

返せる言葉などないではないか。



考えてみると、如月が安否確認の連絡をするときというのは、まずニュースなどで状況を見て、知人のところは例えば揺れが小さい、あるいは被害がないということを確認して連絡しているような気がする。

知人のいるところが震源地だったりしたら、逆に今連絡が来ても困るんじゃないかとか思い、連絡もできない可能性がある。

おそらく被害がないとわかっていて連絡をしているということは、何のために連絡をしているのだろうかという気になる。

万が一何かあったときのため?

じゃあ、何かあったとして何ができるんだろう。





もしかしたら、こういうときにきちんと連絡をよこす良い友人、あるいは後輩、あるいは先輩と思われたくて自分はやっているのだろうか。

大丈夫と言われれば確かに安心はする。

ても、だったら結局自分が安心したいがために連絡をしているのか。

もし万が一何か大変な問題が起きているのなら、それを聞いて自分は安心できなかったから、連絡もするべきではなかったということになるのか。


目的がわからなくなった。


しばらく会っていない友人、知人などに、「僕はあなたのことを気にかけていますよ、そんな気遣いができる人間なんですよ」と知らせたいがために、災害という機会を利用しているような人間なのかもしれない。



次にこういうことがあったとして、人に連絡をするのが怖くなった。








そんなことを考えている横で、オッサンのような寝姿で寝ているココ丸であった。



…逆に、全部自分の自己満足でやっているんだぐらいに開き直って考えるのがいいのかもしれない。

ココ丸のことも、こちらの勝手で助けたくて助けたわけだから。



まずは、北海道の皆様の生活が少しでも早く元に戻りますように。