私は以前、本を読むのがとても遅いとブログで書きました。
実は、「カラマーゾフの兄弟」ドストエフスキー 原卓也
訳 上、中、下、3巻を 2ヶ月以上かかって、先日やっと読み終えました。( 学生時代に一度読んでいます。その後プロとコントラの章の「大審問官」は何度か読み直しています。)
いつも思うのですが、「こんなシーンあったけ?」と....
昔、本当にちゃんと読んでいたのかどうか情けなくなります。
今回気づいたのは、「ネギの話」(一本の葱)です。
これはグルーシェニカ(パトロンを持ち、男を手玉にとる女)がアリョーシャ(カラマーゾフの三男 見習い修道僧)に話して聞かせるキリスト教の寓話です。(ロシア正教独自のものかもしれません)
皆さんは芥川龍之介の「蜘蛛の糸」をご存知でしょうか?
この「ネギの話」がそれと全く同じなのです。「糸」が「ネギ」に変わっただけ。もちろん、天上にいるのは「神様」と「御釈迦様」の違いがあります。
芥川龍之介は仏教からたくさんの題材をとっています。「鼻」もそうです。おそらく「蜘蛛の糸」も古くから伝わる仏教の寓話だと思われます。
私は仏教とキリスト教の共通点や相違点にとても興味を持っています。こんなところでそれを発見するとは...びっくりしました。