もう一つ思い出を書いておきます。
私は学生時代に「京都旅行会館」ビルの屋上ビアガーデンでアルバイトをしていました。場所は四条烏丸通りの西南の角、阪急電車への降り口の脇から、直接エレベータで上がれました。今はもうありません。
ウェイター、ビール出しを時給400円、食事付きでやっていました。
当時、京都では喫茶店のアルバイトの時給は420〜430円、ドカチン(土方、軽作業)は1日、3000〜3500円位
だったと記憶しています。
交通費はバス代180円(90円×2)、私はそれも惜しくて自転車で通っていました。市内は北から南へは緩やかな下り坂で、行きは楽ですが、帰りはその逆で一生懸命こがなければなりません。 それに京都は盆地ですから、夏には突然の夕立に会ったりして、ズブ濡れになったこともありました。
何より、ここを選んだ理由は夕飯代が浮くということでした。中学生や高校生の団体修学旅行客に利用されていたホテルみたいで、そのお流れのオカズが1品だけ付きます。ご飯は何杯でもOK。一斗缶から出された業務用の漬物が、いつもどっさり大皿に乗っていました。女子のアルバイトたちは、ふりかけなど持ってきていましたね。
新人の頃はウェイターでしたが、やがて出世?してビール出しになりました。ウェイターはフラフラできて、陰でタバコを吸ったり、おしゃべりしたり出来たのですが、ビール出しはそばに
社員が一人付いていたので少し気を使います。別に時給も変わりないし... 良いのか、悪いのか....まあ、混雑する時は 面倒なチケットを切ったり、大量の料理を運んだりしなくても済んだのかな?
このビアガーデンはアサヒビールを扱っていました。当時はまだ赤い日の出のマークのジョッキでした。月に1回か2回、丸い大きな人工衛星みたいなタンクを地下に降ろして、ビールの原液を補充します。それを屋上の冷蔵庫に保管して、ホースでサーバーまで引き、ガスと一緒にジョッキに注ぐという方式でした。
仕事終わりに、ホースの中を水を通して掃除するのですが、押し出されてくるビールをみんなで分けてあって飲んでいました。やがてただの水になるのですが....ははは
この古臭いアサヒビールのマークが、数年後にアサヒスーパードライとして大ヒットしたのには驚きましたね。