The Magellan -46ページ目
きみのいない
明日なんて
考えたことが
なかった
ましてや
きみのいない
今日なんて
久しぶりに
「山崎」さんで
懐石をいただきました
福岡産の筍料理が
なかなか美味しかったです
お料理は本物の
春を連れてきてくれますね
春がきてまた
きみとみた風景が
ゆっくりと
私を通りすぎていく
きみから見える花のこと
きみから見える私のこと
誰も来ない雪どけの田に
言葉なき歌が流れている
きみの記憶が
とぎれないよう
ぼくは同じページを
ただ
ぐるぐると回っている
まだ施錠の解けない
明日の空
さらに煙る日々のために
春のために
また消えていくもの
あるいは
春のために
また生まれてくるもの

