台風進路がやや気になるが、昨日の暑さから一転して秋らしくなってきた。
今日は午後から毎月恒例の読書会。
春から戦後詩をずっとたどってきているが、今日取り上げるのは「列島」の詩人黒田喜夫。
東北の農村生まれで労働運動にも注力した詩人だが、農村からも組織からも疎外され、そのことが「空想のゲリラ」や「毒虫飼育」などの詩の源泉となった。
黒田が独自の観点から吉本の自立思想を批判していた時代を思い出す。
1984年に黒田が死んだ時、吉本はリルケを引用して、豊かな人生を知らない人のような趣旨のことを「試行」に書いていたが、両者の思想の出自は大きく異なる。
今や吉本も鬼籍に入り、詩論の存在しにくい時代となった。
秋は過去を振り返らせる季節でもある。




















