心の岸辺で きみが 時間をかけて 泳ぎついたところは 自然のたくらみとの からみがない場所だ 巷では 泥だらけの開かれた形式に身を任せ 治癒力だけが売りに出されている 眠りかけた小宇宙に さざなみが立っても 何も変わらないこの星の再生計画 みんなギラギラした目をして 魚類図鑑のサンプルになっていないか きみは 虚無の向こうを張って さらに蛇行せよ きっとまだ 岸辺には 自然のまぶしい沸点が あるはずだから