件数で133件、遭難者数が159人といずれも過去最多だが、
驚くべきは、中高年の登山ブームの影響で、40歳以上の
遭難者が128人で前年より21人増加し、全遭難者の約80%を
占めたことだ。
このため、「ピッケルを持ったおまわりさん」で知られる富山
県警山岳警備隊では、今春から、立山・室堂、剱沢周辺の
山小屋で講習会を開き、登山客に事故防止を呼び掛ける
予定とのことだ。
昨年は、春、夏、秋の各シーズンで遭難者数が増加したが、
遭難が発生した場所は、立山・室堂一帯などの散策コースや
雄山、剱岳などの登山コースなど、初心者から上級者までの
広範囲にわたっている。
遭難原因は、発病、転倒、道迷いや装備の不十分さ、無理な
コース選択などいろいろ考えられるが、登山計画を家族に知らせて
いないケースが意外に多いのには驚いた。
ちなみに、道に迷うと、2つの大きなパターンがあるそうだ。
一つ目は、元に引き返さず、下方、下方へと行動するパターン、
二つ目は、迷ったことに気づいて、不安にかられて動き回る
パターンだそうだ。
動転すると不安を抑止できなくなる人間の心理がよくわかる
ような気がする。