紫式部が源氏物語を書いて、昨年11月でちょうど千年ということで、各地で講演会や新しい解釈が発表され、ブームとなっている。
世界最古の長編小説として、高校の古典の授業で習ったときの格調の高いイメージや難解さがまず浮かぶのだが、それをあっけなく覆してしまうような新解釈もたくさんあり実に興味深い。
主人公のモテ男、光源氏と、夕顔や若紫、明石など多くの女性とのストーリーや描写。
新解釈では、それをかなり身体的、肉感的に読み解いている。
男女間のリアルな描写が眼前に現れてきて、現代の愛憎と重なる部分も多い。
とりわけ平安王朝時代は、想像以上に性愛が、権力や人生を大きく動かしていた時代だ。
源氏物語は、現代の女性もリアルに生き方を学びとれる第一級の性愛小説と言えるかもしれない。