この夏

 

娘が 

とうとう決心し

 

ピアスをあけると言い出した

 

まあ夏休みにも入ったことだし

 

こちらのアクセサリー屋さんでは

無料で開けてくれるところもあるので

 

行ってみようと

出掛けた先月末

 

 

私もパリに来てから

ピアスを開けたのだけど

 

その時に使った

金の太めのピアスがあるので

 

それを使ってもらおうと

カバンにしのばせ

お店へいったところ

 

大手のチェーン店であるその店は

開けるのはタダだけど

 

ピアスは店のものを

買ってもらいたいと

 

2ヶ月は消毒が必要で

消毒液はつけてくれるということ

(私の時には1ヶ月だったような気がするけど)

 

 

他の店を回るのも 面倒だったこともあり

ここで決定

 

しかしながら

ピアスを開けるに当たって

 

未成年のため

 

親の同意書へのサイン

私の身分証明書の提示を言われ

 

その辺はきっちりしているのねと感心

 

太めのピアスは無かったので

金メッキの14ユーロに決め

店の奥でちゃっちゃと開けて貰った娘

 

 

ちょっと大人になった気分でニコニコ

 

 

私は30歳の時に開けたんだよね

 

ピアス開けると運命が変るとか

 

親から貰った大事な身体に

穴を開けるなんてとか

 

言われた時代だったなあ

 

 

 

でも躊躇した一番の理由は

 

外科で看護婦をしていた頃

 

ピアスの穴が化膿して

ぐちゃぐちゃになった耳や

 

 

引っ張られて

耳たぶ切れた子達が

結構 診察に来ていて

 

自分の耳たぶは薄いことからも

 

止めておこうと思ったんだよね

 

 

 

でも

 

ヨーロッパに来てから

 

可愛いイヤリングは 全部ピアス

 

クリップなんて殆どない!

 

 

こっちで開ける決心したのは

 

可愛いアクセサリーを付けたかったから

 

 

動機っていつも単純

 

 

今のご時勢だと

タトゥーかなあ

 

息子も入れてみたいと言ってるけど

 

私としてはちょっと反対

 

 

ピアスは飽きたら

穴塞げるけど

 

刺青取るの

大変そうだし

 

 

これも看護婦していた頃

 

向こう脛の両方に

 

弁天様を入れていた

ヤクザのおじいちゃんが

 

私の注射を

ひどく怖がって

 

なかなか

腕出してくれなかったんだよねえ

 

 

そりゃあ

新米の看護婦で

 

注射の失敗確立が

 

かなり高かったことを思えば

怯えるのもわかるけど

(そして確実に 毎回失敗していた)

 

向こう脛に

弁天様彫ってもらうぼどの

根性あるくせにって

 

どっちが痛いか

考えても

分かりそうだと

 

内心プリプリしていた私

 

 

その弁天様も

お爺ちゃんになった脛では

 

しわしわの

情けない弁天様になっていて

 

こういうのは

若いピンっ!と張った

 

肌に入れるから

美しいのであって

 

皮膚もたるんで

しわしわになると

 

絵にもならないのよと

 

若い頃に 感じていたので

 

刺青入れるなら

 

ママがマジックで書いてあげると

息子に言っているwww

 

 

8月26日のお誕生日に

 

丁度2ヶ月となるから

 

可愛いピアスに付け替えれると

 

ワクワクしている娘

 

私も2つめ

 

開けてみようかなあ