珍しく続く息子ネタ
18になった彼は高校の最終学年であり
毎年6月、全国の高校3年生を対象に一斉に実地される
バカロレアという高校卒業資格試験を受けねばならず
今年は猛勉強して然りなのだが
のんびりしている彼はいつもギリギリで駆け込み、詰め込み
一夜漬け
今までの成績だって、褒められたものではなく
毎年落第するのではないかとハラハラしては
最後でなんとか持ち越したという
終わりよければ全てよしで
やってきた学生生活
今さら変われる訳もなく
この大事な試験も前日の一夜漬けで乗り切ろうとする
不届き者
先週は英語と日本語があったのだが
英語は主人が明け方まで質疑応答の模擬につき合わされ
日本語は私
彼が作った仏語の論文を
日本語で、それもかなり平たい日本語で
5分の質疑応答に対応できるように訳せとな!!
2人でPCかかえて食卓に横並び
彼の文章を翻訳サイトに掛けるが
立派な仏語の内容はよく分からない日本語に化けて
何がいいたいのか解らない
今回の課題は「神話と英雄」
下記の人物像から最低1名選び、英雄と称されるだけの理由を述べよ
- 野口英世
- 樋口一葉
- 福澤諭吉
- 西郷隆盛
- 紫式部
- 井上大祐・カラオケ
・・・・・・まあ。色々と解釈はあるでしょうよ
でも一番最後の井上大祐・カラオケって
上記の人物と並べていいのか…?
なぜカラオケの発明者がここに並ぶのか??
まず課題からして私のアタマは理解出来ず
野口英世は以前の宿題でやっていることもあり
もう一人選んだほうがいいだろうという事で
自分の好みから西郷隆盛を選択
それにしても!
そんなに詳しくはないのでウキペディアでざっと概要を読んでみるが長い!!
当たり前だわな
大体ね、
こういうものは一夜漬けではなく
前もって分かっている課題であり
もっと早くから準備して然りなのだよ
なぜ前日に
それも下準備も半分しか出来ていない状態で
全国試験に挑むかな
彼の仏語の内容を
日本語にしてみようとすると
どうしてもお堅い言葉が羅列
彼、理解出来ず
日本語で説明しようにも
私の仏語のレベルでは全然追いつかず
彼も私も???が続く
彼が妥協策として「英語で話そうよ」
なぜここで英語!!
お互いに母国語でもなんでもないではないかああああ
仏語->日本語に訳す->全然意味不明な文章
仏語->英語に訳す->何となくお互いに妥協できる意味に変換
英語->日本語に訳す->やっぱり意味不明
てな訳で
英語から理解した内容で
日本語、それもひらがな一辺倒で
西郷隆盛を3行で説明するという
前代未聞な内容をつくり
お互いに怒り狂いながら
夜更けに床についたのだけど
このやり取りの間
私の脳内をぐるぐる回っていたのは
「今まで、何語で、どうやってこの子を育てていたのだろう。ワタシ」
こんなに意思疎通が出来ないなんて
衝撃であった
お蔭様で
一夜漬けの割には
良い点がもらえたようで
本人も私もほっとしたけど
反対に
全国試験、この程度の勉強でいいのか??!!
別の疑問がアタマをぐるぐる駆け回るのでした
ちなみに英語はそう上手くはいかなかったようで
情けない点数頂いておりました
はあ~~~
6月の試験終了まで
まだまだ続くのだあ