10歳になり、最近ぐっと背も伸びたせいか
小生意気なお嬢さんになりつつあるうちの娘
この国では子供たちを
私のかわいい子猫ちゃんとか、うさぎちゃんとか、バンビちゃんとか
世界で一番可愛い子とか
男の子、女の子問わず誉めそやす習慣があるのですが
この間娘に
「○○ちゃんはホント、可愛いわね~。」と
朝の挨拶のあと言っていたら
「ノン、ノン、ノン!
私は可愛いのじゃなくて、美しいの。間違えないで」
とのたまい、ぶったまげた。
「美しいって、あなた。それは厚かまし過ぎやしない?」といったら
「他の同級生も同じ事を親たちに言ってるわ。もう可愛いんじゃなくて
美しいの!」だと。
もう10歳にして既に生粋のフランス女。。。。
そして昨日、フランスの大統領選挙投票、第1回目終了
先月から我が家では
「もし、ルペンが勝ったら
お母さんと家族揃ってご飯食べれるの、あと僅かだからな」
が
主人の口から頻繁に出ており
子供たちは複雑な顔をしていたのだが
今回、極右のマリン・ルペンが最終に残ったことで
この話は一段と真実味が増した感じ
基本、ちゃんと仕事しているし税金も納めてるし
滞在許可証もあるので問題ないとは思うが
外国人に対して、どの規制が、どうかわるかはわからないのは確か
主人が娘を連れて投票窓口へいくすがら
仕事中の私に電話をかけて来て
娘に聞こえよがしにふざけて
「今からルペンに投票しようかと思ってるけど」
といった時、
むすめが咄嗟に口にした言葉は
「ルペンが勝ってママが日本へ帰ってしまうのなら、だれが掃除と洗濯をするの???|
えっ?!
私の存在価値ってそれ?
それだけ???
家に戻って家族でご飯食べながら
娘が言い放った言葉を呆れながら息子に言ったら
「ご飯は俺も出来るようになったしなあ。
そこは問題ない。」
娘は娘で
「ああ無常のコゼットじゃないんだから、私は洗濯しないわよお」
何それー!!
何だか納得できないんですけどー!!!
猫連れて日本へ帰ってやるー