楽しかったバイトの思い出 ブログネタ:楽しかったバイトの思い出 参加中
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バイトといえば、16才で喫茶店(カフェとは言わないのよ、喫・茶・店)

の週末だけのウェトレスから始まり
(ここは珈琲専門店でサイフォンでコーヒーたてなきゃいけなかったんだけど、
当時紅茶派であり、コーヒーはカフェオレしか飲めなかった私は
何度やっても旨くコーヒーを入れれず、お運びだけやっとれ状態になってしまった。。。)

スイミングスクールのコーチ

どこだったか忘れたけど塾でもバイト

中華料理屋さんでウェトレス

地元のなじみの喫茶店でやはりウェトレス

新阪急ホテルのロビーラウンジでもウェトレス

知り合いのおばさんに頼まれて保険の勧誘業務のバイト
(営業苦手で出来なかったのででチラシだけ郵便受けに放り込むってことしてた)

高校の同級生に頼まれて、皆と一緒に新聞屋で折り込み


そしてやっぱり一番面白かったのはかぶりもの

当時地元には阪神甲子園パークという動物園と遊園地が一体になったところが

あり、春、秋の遠足シーズンはバスで乗りつける幼稚園や小学校がわんさか

高校の仲良しグループの一人が、このシーズンバイトしてくれる学生数名を

頼まれ、安請け合いした割には誰も集められず仲間に泣きつき

私たちがやることに

かくいう私もここには子供の頃から遠足や、同級生たちと遊びに来ており

たまり場になってる喫茶店もすぐ隣

まあ、いいかってことで説明を聞きにいった

私たちに課せられた仕事は、被り物を着て園内を歩き

皆と写真を撮ったり遊んだりしてくださいというミッション

で、かぶりものが置いてある休憩室兼更衣室に案内された

パーク王子、パーク姫、狐にキリンにシマウマ、うさぎさん

靴も服も男性が着れるサイズになっており、女友達は軒並み

170cm近い子達ばっかりでチビは私一人のみ

153cmが何とか被れそうなのはレッサーパンダのみ

かぶってみたが、顔が上半身を占め既にぶかぶか

おまけに衣装などは洗ってないせいか、剣道の防具みたいな匂いがして

くっさ~~~~~い!!

今までのバイトさんの汗と体臭吸いまくり

パンダの目の部分は網目になっていて外が見えるようになってるけど

サイズのせいで私が見えるのは足元のみ

思うように歩けないのも構わずさっさと仕事してくださーいと言われ

園内へ

よたよた歩く私をかわいい園児たちが寄ってきては

こともあろうか
わ~い、わ~いと叩いていく!

「人間がはいってるんやろ~~?」

「だれ~?名前なに~?」

子供の好奇心はとどまるところ知らず

自分が遊んでるときには感じなかったが着ぐるみきて歩くと

園内はことのほか広い…!

はあはあしている間もなく、責任者から集合がかかり

「はい、皆さん。今からちょっとカセットかけますので
良く聞いてて下さいね~」

…20分ほど、狐だのパーク姫だのお話が流れてくる

「はい、聞き終えましたね。今からパーク劇場始めますので

音楽とせりふに合わせて適当に踊ってください」



…はあ?!


友人のパーク姫は園内歩きながら、子供の目の前で頭を落とし

転がる頭がなかなか捕まえられなかったり

男も着れる狐の着ぐるみなのに
体操部で肩幅すごい友達はファスナー上がらなかったり

使うほうもバイトしてるほうもかなりテキトー

団体さんの最後は決まって記念写真

かぶりもののまま、写真に納まるが着ぐるみの下の顔は

笑顔いっぱい写真モード(だから写ってないてば!)

結局 春、秋、春と3シーズンほどやった記憶がある
なんのこっちゃない、楽しかったのだ。レアな仕事だったし。

未だに心に残っているのが

象のうんこ処理をしている若いお兄さんが「京大出てるらしいよ」と聞き、

京大出て象のウンチ処理なんだ、、、と高校出たての私にはヒジョーに

衝撃的だったのを今でも覚えてる

今なら理解できるんだけどね、人の人生なんて色々であり
それぞれであること
動物園も大変なお仕事であることをね