四国別格二十霊場 二十ケ寺念珠(紫檀) 完成
お四国から戻り、四国別格二十霊場会公式サイト推薦の金刀比羅宮参道にある「豊原念珠堂」に念珠のお仕立てを依頼しておりました。
四国別格二十霊場を巡り、一カ寺1玉購入し、二十の霊場で二十の珠を授かり片手念珠を作成するという授与企画のものです。
天然紫檀木 片手念珠(男女兼用)は寺院玉各500円 親玉1,000円となります。
3月にお四国八十八ヵ所霊場を巡る前日に時間があったので、満濃池を見に行きました。
そのほとりに別格霊場があることをgoogleMapが案内してくれたので、せっかくだからと「第十七番 神野寺(かんのじ)」に参拝させて頂きました。
お大師様像→本堂前で読経を終えて満濃池の記念になるものはないかなぁと納経所に立ち寄ろうとした際、「せっかくお参りにいらしたのですから、本堂の中に入って読経をどうぞ」と納経所の方が本堂を開けて案内して下さいました。
お四国八十八ヵ所霊場を巡る前日(私のみタクシーお遍路に参加)に、八十八ヵ所ではなく別格で「お四国霊場デビュー」をさせて頂きました。
神野寺の堂内は長年の熱い信仰を感じさせる手作りの可愛らしい奉納品にあふれ、祈られていることを肌で感じました。本堂の中に入って読経をすると反響するというより、声が堂内に染み込んで宙に浮いているような感覚になり(浮遊感)、「あぁ、憧れの聖地。お四国に来たんだなぁ」と実感し震えるような感動をし、涙ぐみました。
お参りが終わり、納経所の方と話し込んでかりん飴等のお土産を色々物色し、さあ購入という段階になり主人が突然「それと、別格霊場の納経帖を2冊お願いします」と言いました。
「えぇっ!何を言い出すの?私はこれからお四国八十八ヵ所霊場を巡るのに、先に別格??」と思いましたが、まあきっと別格も将来的に行くのだからありかなぁと思っていたらさらに、「天然紫檀木 片手念珠の玉もお願いします!」と主人。納経所の方が「四国霊場開創1200年記念の時の企画の玉だからもしかしたら、人気のお寺の在庫はなくなっているかもしれないけど大丈夫ですか?」(別格のオフィシャルHPには記念年以降も引き続き販売とありました。)と確認してくださいました。
とても親切にして下さったので、巡り始めたい気持ちは解るけど、玉には本尊様の種字の梵字が書かれているので、雑には出来ないから玉が無くならないうちに完成させなくちゃだよなぁ…
念珠はハードル高いなぁ…
と内心思いながらお寺を後にし、車の中で上記の感想を言ったら「何年かかけて焦らずゆっくり回ればいいじゃん」と主人に言われました。その時には「そうだねぇ。10年くらいかけて長期休みごとに少しずつ回ろうか」なんて言っていたのに、半年後に完成しました
今回の別格巡礼途中で金刀比羅宮により、参道にある「豊原念珠堂」で房の実物を見て相談させて頂き、私は「灰桜房」主人は「金糸入り古代紫房+ラピス(誕生石)」に決定。
念珠のお仕立て依頼方法
①「豊原念珠堂」に授与された親玉を含めた21個の玉と注文書を送ります。
※注文書はなくても手書きで内容が解ればOKだそうです。
また、「第十二番 延命寺」にも注文書と房見本が置いてありました。
②お仕立て上がりの念珠と一緒に郵便局の振込用紙が同封されてきますので振り込んで完了。
約1週間で仕立て上がって来ました!(コロナだから早いのかな?)
お店に下見に行った時は、下記の本のパワーストーン研究家 豊原 匠志さんにそっくりでお父様かなぁという方が黙々とお念珠を作成されていらっしゃいました。
パワーが入りそう!と思いながら相談しながらこっそり眺めていましたが、仕上がったものは素晴らしいです。
↑本尊様の種字(刷毛書き)が彫られています。
親玉にはお大師様の種字が彫られています。
↑念珠の片面には寺院名が金文字で彫られています。
普段は川崎大師で購入した水晶の真言宗のお念珠があるから、片手念珠なんてどうしよう?と思っていましたが、出来上がったのを見たら作って良かったなぁと心から思います。
コロナ渦の中、宿泊費も抑えられ、感染する事なく、しかもほぼお寺を独占出来てしっかり各お寺を味わえました。
お大師様、本当にありがとうございました。
南無大師遍照金剛