・日産自動車
「セレナ」などの電源分配器に不具合。
2010年2月から14年9月までに生産した「セレナ」や「キューブ」「NV200バネット」、
スズキ「ランディ」、三菱自動車「デリカバン」など6車種、合わせて31万6759台が対象。
半田ボールが付着した状態で防湿剤がコーティングされたものがあり、
コーティングに亀裂が入って短絡回路ができ、車両火災につながるおそれ。
・いすゞ
大型トラック「ギガ」の遮熱板に不具合。
今年5月から9月までに生産した143台が対象。
誤った仕様の遮熱板を取り付けたため、巻き込み防止装置に関する保安基準に
適合しなくなるおそれ。
・MBJ
ベンツ「C63」などの横滑り防止装置(ESP)に不具合。
2015年4月から今年4月までに輸入した12車種、1303台が対象。
ESPユニットの制御プログラムが不適切なため、濡れた路面などでの
急発進時にタイヤ空転を制御できず、デフの取付部に亀裂が入ることがある。
このためデフが傾いてドライブシャフトが損傷し、最悪の場合、走行できなくなるおそれ。
・MJB
「メルセデスAMG GLC43 4M」などのエアサスペンションに不具合。
今年4月から9月までに輸入した5車種、600台が対象。
フロント用エアベローズの製造が不適切なため、振動などでベローズの固定金具が
外れてベローズが破損。警告灯が点いて車体が傾き、走行安定性を損なうおそれ。
・UDトラックス
大型トラック「クオン」に電気装置など複数の不具合。
今年4月から11月までに生産した454台が対象。
(1)バッテリー固定プレートの形状が不適切なため、電源ケーブルがプレートと干渉し、
ケーブルが短絡してエンジンが止まるおそれ(380台)
(2)制御ユニットのプログラムが不適切なため、ワイパー作動中に特定の操作を行うと、
フェイルセーフ機能が働き、ワイパーが一定時間、止まるおそれ(454台)
(3)駆動力取り出し装置(PTO)の組み付け作業が不適切なため、
ベルト駆動用プーリーの取付ナットが緩み、プーリーが脱落するおそれ(26台)
(4)低床式前2軸車の前前軸タイロッドエンドのクランプ部について、
組み付け作業が不適切なため、取付ボルトが緩んでタイロッドエンドが抜け、
操舵できなくなるおそれ(217台)。