さて、いよいよ本日より『82式指揮通信車』の制作を開始します。
その前におなじみの簡単な解説から。
82式指揮通信車は陸上自衛隊初の国産装輪装甲車両で、師団司令部や普通科連隊本部、特科連隊本部などに1983年から配備されています。
乗員は8名で操縦席と助手席に各1名、後部兵員室に6名収容します。
戦闘を行う車両ではないため武装は多くはなくルーフ上に12.7mmM2機関銃を装備するのみですが、必要に応じて運転席上部に62式7.62mm機銃または5.56mmMINIMI機銃を追加装備することが可能です。
本来の目的以外にも災害派遣やPKO活動でも活躍しており、『平成ガメラ3部作』『戦国自衛隊1549』などの映像作品にもよく登場しているので目にされた方も多いかもしれませんね。
それではキットを見てみましょう。
ランナー6枚と車体上部・車体下部がプラパーツ、それとエッチングパーツが4枚、窓用透明シートとワイヤーロープ再現用のナイロン紐、車輪取り付け用シャフト、あとはデカールと組立説明書にカラーガイドという構成です。
パーツ分割はタミヤより細かく各所に付くフックまで別パーツ化されていますが、精度が今一つなため逆にそれがストレスを生むこととなる場合もしばしばです。
さらにこのキットは『87式偵察警戒車』と車体パーツが共通なので(実車も82式指揮通信車をベースに87式偵察警戒車が開発されました)車体側面に防弾板や装備品取り付け用の穴を開けねばならず、それがいっそう制作難度を上げる結果となっています。
そこまでわかっていながらなぜこのキットを選んだのか・・それはこのキットが手のかかるキットだったからです。
わかりやすく言うと・・手がかかるぶん長持ちするでしょ?
いまやプラモデルもこのクラスで4000~6000円くらいしますからね・・月にいくつも買えないわけですよ。
タミヤさんのみたいにチャッチャと出来てしまうと間がもたんのです。
その点このくらいめんどくさいキットならひと月くらいもちそうじゃないですか!
これが敢えて出来のよくないキットを作ることにした理由ですね( ̄ー ̄)
では次回より作業に入ります♪
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