整形の終わった機体を塗装できる状態までもっていきます。
全体に黒を吹き付けて下地塗装とします。
表面の繊細なモールドを潰さぬよう今回はサーフェイサーは使いませんでした。
そのため下地の黒は透け防止の意味もあります。
機体には各種センサーやアンテナ、ワイヤーカッターやフックなど細かなパーツが付きますが、それらには塗装前に取り付けておくほうがよいものとそうでないものがあります。
中でも機体上面左右に付く整流板は迷彩塗装による塗り分けが生じるため、機体とのずれが出ないよう塗装前に取り付けておく必要があります。
キットのプラパーツがあまりに分厚いのでエッチングパーツに交換したのですが、これがこの後大失敗を生むことになってしまいました。
エッチングパーツの整流板は切り出したパーツをL字型に曲げて作るのですが、これが曲者だったのです!!
所定の位置に接着し全体に下地色を塗装・・ここまでは問題ありませんでした。
ところが後の作業中に触れてしまうと曲げてある部分が簡単に戻ってしまうのです。
なぜかと言うと、曲げやすくするために点線状に加工されていた折り曲げ部分はわずか0.1mmx2~3ヶ所で繋がっていただけだったからなのです。
曲げやすいということは戻りやすいということ。
戻る、曲げるを何度か繰り返すうちに・・もうおわかりですね・・金属疲労により折れてしまったのです( ̄□ ̄;)!!
仕方なく貼り付けてあったエッチングパーツを全て除去し、プラパーツを出来るだけ薄く加工して取り付けました。
エッチングパーツは実感を高めるのに効果的な反面、このような加工して取り付けるパーツの場合は強度不足となりがちで、そういった意味ではやはり少々扱いづらいアイテムと言えるでしょう。
強度を増すために半田付けで組み立てる方法も知っていますが、パーツが小さかったり細かったりすればパーツそのものを溶かしてしまいかねず、これとて誰でも手軽にできる方法とは言えませんからね。
そんなこんなでとんだ二度手間となってしまいました。
失意のうちに今日の作業はここで終了です・・(´_`。)
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