今日はエッチングパーツの工作です。
エッチングパーツというのはステンレスや真鍮などの薄い金属板を薬品により腐食させることによって作られるパーツのことで、プラスチックでは再現できない薄く精密なパーツを再現することが出来ます。
その半面、工作にはプラスチックモデルとは違う専門のスキルが必要で、そういう意味ではまだまだ一般的とは言い難く、やはり上級者向けのパーツと言えるでしょう。
多くはディテールアップ用に別売りされていますが、最近ではキットに付属する例も増えてきています。
実を言うと僕はエッチングパーツの扱いは不慣れなのですが、見たところかなり工作が難しそうなパーツも見られます。
とくに折り曲げて立体を作る作業はほとんど経験がないので上手くいくかはなはだ不安です・・。
エッチングパーツの工作には専用の工具を使います。
パーツを切り出すエッチングばさみと曲げ加工に使うエッチングベンダーです。
このキットのエッチングパーツは厚みが0.2mmしかなく不用意な力が加わると簡単に曲がってしまうので注意が必要です。
かく言う僕も切り出すときにいくつか曲げてしまいました・・(>_<)
メッシュは切り出して貼るだけなのでそれほど難しくはありません。
プラスチック用接着剤は金属には使えませんので接着には瞬間接着剤またはエポキシ接着剤を使います。
アンテナマウントなどいくつかのパーツはこのように曲げて作ります。
出来たパーツを車体に取り付けるのですが、このキットはどうしたことか取り付け位置が記されていません。
説明書にも記述はなく明瞭な写真もないため、言わば勘で位置を決めねばならないのです!
実車を見られる立場にある人ならそれでもいいのでしょうが、そうでない人にとってはあまりに不親切と言わざるを得ません。
案の定、僕も失敗してしまいました・・(´_`。)
この写真のマウントは実は位置が間違っており、このあと5回ほど付け直しをするはめになったのでした。
これ以外にも説明不足は随所に見られ、それがこのキットの大きな欠点となっています。
そのアバウトさがメイド・イン・チャイナと言えなくもありませんが、優れた部分も多々あるキットなのでやはりこの点は改善を望みたいところです!
あとは各種ライトガードと窓枠がありますがここではまだ使いません。
今日はここまでです。
次回はフロントウインドーとサイドウインドーを作ります。
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