機体内部が完成したので左右の胴体を接着しましょう。
このキットは胴体先端に実機にはないパーツを組み込むようになっています。
これは機首の断面形を正確に維持するためとフェアリングを正しい位置に取り付けるための支持パーツで、実機の再現性という点では余計な部品ということになるものの、これがあることで簡単かつ正確にパーツの位置決めができるのだから、むしろ歓迎されるべき画期的なアイデアと言えるでしょう。
次は主翼を作ります。
このキットは52型と52型甲のコンパーチブルキットとなっています。
52型と52型甲は主翼のモールドが違うのでどちらを作るかに応じてパネルを選び予め主翼に接着しておきましょう。
まず主翼下面に脚収納庫を接着します。
その後主翼上面を接着しますが、このとき脚収納庫の天井と主翼上面の裏側をしっかりと密着させることが大切です。
ここに隙間が出来てしまうと胴体と合わせた時に合わせ目に段差が出来てしまうのです。
今日はここまで・・放置して接着剤の乾燥を待ちましょう。
さて、こういった軍用機のキットの場合、そのほとんどがいくつかの機体を作れる仕様となっています。
つまり何種類かある候補のうちから自分の好きな機体を選んで作るわけです。
このキットは4種類の機体が作れますが、僕はそのうちの「53-102号機」を選びました。
ラバウル航空隊所属の「53-102号機」は海軍のトップエースの一人である岩本徹三中尉の搭乗機であり、岩本中尉は最後まで戦い抜き生きて終戦を迎えた方でした。
大戦末期には悲運の名機となった零戦ですが、全ての機体がそうだったわけではありません。
太平洋戦争全期間、海軍主力戦闘機として奮闘した『零式艦上戦闘機』の功績を称えるため、最後まで戦闘機として戦ったこの機体を僕は作りたいと思います!
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